大分のおいしいネタ、抽出しました。

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2020年3月にこの地で36年間、地元民の胃袋を満たしてきた中華料理店『雲龍』が、惜しまれつつ閉店! 『雲龍』ロスに陥っていたファンも多い中(この原稿を書いているかく言う私も…)、この味を受け継ぎたいという人が現れたとのこと。これはうれしいニュースです!

「昭和の町」商店街から徒歩で10分ほど。真っ赤な看板が目印!

左から店主・安井善心(よしむね)さんと現在修業中の宇都宮章平さん

体力の限界を感じ、67歳で店を閉めることを決意した店主の安井善心さん。「この店の味を受け継ぎたいという人が何人かやってきたんですが、なかなかうまくいかなくてね…。常連客もいるので味を落とすわけにもいけない。そんな中、こっちに引っ越して来てまでやりたいという子が現れたんです」。

 

味を受け継ぐため、豊後高田市に移住

「雲龍の味を受け継ぎたい」と、名乗り出たのは、臼杵市出身の宇都宮章平さん(29)

「たまたま『雲龍』が、後継者を探しているという記事をインターネットで見たんです。それまではお店のことをよく知らなかったのですが、いろいろ調べてみるとすごく評判がよかったので、その味をぜひ受け継ぎたいと思いました」。

その思いは強く、豊後高田にすぐさま移住を決めた。

以前は福岡の中華料理店で働いていたという宇都宮さん。地元臼杵で料理教室などを開いていたが、「いつか自分の店を開きたい」という夢を実現するために移住を決意

現在は『雲龍』の未来を背負い、安井さんの傍で日々料理の腕を磨いている宇都宮さん。8月からは冷凍食品の販売を開始させ、10月からは待望のランチもスタートさせた。

「人気のお店で常連客も付いているので、今はこの味をしっかり受け継ぎ、安井さんに認めてもらえるよう頑張るだけ。一からいろいろ作り上げる作業は大変だが、その分やりがいがあります!」。

大分の町中華シーンを盛り上げるだろう『雲龍』の船出に、これからも注目していきたい。

次々と熟練の手さばきで料理を仕上げていく安井さん

ランチタイムに登場する「中華ランチ」780円。豚肉とニンニクの芽炒めとから揚げ入り。ランチはスープ付き

写真はファンも多い「酢豚弁当」650円。コロナ禍ということもあり、持ち帰りメニューも大人気だ

善心さんの奥さま・辰江さんも店を手伝う

「オードブル」は7品入って6800円(前日までの要予約)※5~6人前。年末の「雲龍特製おせちオードブル」1万3000円も現在受付中

冷凍のお持ち帰りも人気。「餃子」10個400円、「麻婆豆腐の素」300g500円、レンジでチンできる「ピリ辛味付手羽先」5本450円~など

雲龍(うんりゅう)
住所:豊後高田市新地1049-5
電話:0978-24-0770
営業時間:11:00~14:00/16:30~19:00(夜はテイクアウトのみ)
定休日: 水・木曜
駐車場: 共有P利用
HP:https://www.instagram.com/unry.u/
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中華/テイクアウト/ランチ/ドライブ/おでかけ/豊後高田市

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