大分のおいしいネタ、抽出しました。

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別府市石垣西にある『ロワール』にやってきました。35年ほど前にフランス料理店として開業し、その10年後に隣の店舗でスイーツのテイクアウト販売もスタート。それから約22年にわたって2つの店舗を営んできましたが、3年ほど前にフランス料理店のみ閉店。今は、スイーツのテイクアウト販売のみを行っています。

左側に見える、白い扉の店舗でスイーツのテイクアウト販売を行っています。ちなみに右側のシックな色合いの店舗が、3年前に惜しまれつつも閉店したフランス料理店。どちらも屋号は『ロワール』です

白を基調としたコンパクトな造りの店内は、シンプルかつ清潔感あふれる佇まい

店内に一歩足を踏み入れると、オーナーの奥様が「いらっしゃいませ」と、笑顔で出迎えてくれました。目の前には2段式のショーケースがあり、中を覗くと美味しそうなスイーツがズラリ…!

見た目の派手さこそないけれど、“絶対おいしいやん、これ”と直感に訴えかけてくるクラシックなスイーツたち

シュークリームやケーキ、ムースにも惹かれますが、このお店にやって来るお客さんの大半の目的は“クレープ”。

定番の6種類に加えて、冬場から6月にかけてはイチゴも登場するそう

1個160円というリーズナブルな価格設定と、フランス料理をふるまっていたご主人が作る丁寧な味わいが評判となり、四半世紀もの間、幅広い世代のお客さんから愛され続けるロングセラー商品になっています。

箱を開けた瞬間、笑顔になる別府の定番お手土産。生の冷蔵品なので、その日のうちに食べ切りましょう

「クレープ(各種)」1個160円 ※シーズンもののイチゴクレープのみ料金が異なります

ちなみに、テイクアウト販売をスタートした当初から現在に至るまで、“一切値上げをしていない”ってスゴイと思いませんか? その理由をうかがったところ、「お子さんがお小遣いの範囲で買えるスイーツを販売したいと思ってこのお店を作ったので、時代が変わってもその思いだけは変えたくなくて」と、ご主人が笑顔で語ってくれました。

毎朝、生地を一枚一枚丁寧に焼き上げ、ソースなどもほぼすべて手作りするこだわりよう。製法もオープン当初から変えていないそうで、ラムレーズンは、干しブドウをラム酒やブランデーに漬けるところからお店でやるなど、他人が真似しようと思ってもなかなか真似できないことを何十年とやり続ける誠実さに尊敬の念を覚えます。

口に入れた瞬間、甘さ控えめのクリームがとろぉりとろけます。柔らかい手焼きの生地も具材も…すべてから“優しさ”が感じられるクレープ。老若男女、幅広い世代から人気なのも頷けます

商品が少なくなったら、追加分を仕込みはじめるスタイルを長年貫いているため、遅い時間でも商品が並んでいる安定感もお客さんの心を射止める秘訣。ただし、食材切れなどによって売り切れることもあるため、まとまった個数を注文したい方やお目当てのクレープを取り置きして欲しい方は、あらかじめ電話で予約しておくと間違いなさそうです。

駐車場は、目の前の道路を挟んだ斜め向かい。『グリーンコープ生協おおいた別府店』の下にある『カイセイ石垣西パーキング』の4・5番目に停めてくださいね。

『ロワール』のお客様専用駐車場は、『カイセイ石垣西パーキング』の4・5番(駐車場入ってすぐ右側)。『ロワール』と書いているので、それを目印に車をゆっくり走らせて

店名は、全長1,012kmに及ぶフランスの「ロワール川」からとったそうで、“地域に根差した息の長いお店にしたい”という、オーナーご夫妻の思いが込められています。その思いは現実となり、今でも創業当時から変わらぬ思い、製法を守り続けている『ロワール』。

最後にご主人が穏やかな口調で、「体の続くかぎり頑張りたいですね」と意気込みを語ってくれました。長く続くお店が丁寧に焼き上げるクレープって、なんだかご利益がありそうですよね? 商売繁盛の思いを込めて取引先に差し入れをしたり、「長生きしてね」というメッセージとともに、おじいちゃんやおばあちゃんに贈ったりしても喜ばれそう!

次のお休みは、時代を超えて幅広い世代に愛され続ける別府のスイーツショップに足を運んでみませんか?

ロワール
住所:別府市石垣西6-6-32
電話:0977-25-2636
営業時間:10:00~18:50 ※事前予約(取り置き)可
定休日:月曜 ※正月休みあり
駐車場:2台
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