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【旅するランチvol.28】街なかの隠れ家でちょっぴり贅沢を。お昼からワインを片手に時間を忘れて楽しみたい創作フレンチ
セントポルタ中央町にある『大分マート』。居酒屋さんやラーメン屋さん、八百屋さんなどが建ち並ぶ小さな商店街の中に、創作フレンチが楽しめるお店があるのをご存知ですか? 今回伺ったのは、可愛い外観の『ふれんち食堂 もあ・めむ』。ひっそりと佇むお店の前に、ランチメニューの看板が出ていました。
ドキドキしながら入店すると、カウンターの中からオーナーシェフの髙野さんが笑顔で出迎えてくれました。髙野さん1人で切り盛りをされている店内は、カウンター席が2席、テーブル席は4席という、コンパクトな造り。髙野さんとお話しできるカウンター席に座ることにしました。
メニューは「プレートランチ」と「ランチコース」の2種類。お手軽にいろんな味わいが楽しめる「プレートランチ」1210円に、デザート・ドリンク付き(+330円)をオーダーしました。
しばらくすると、ふんわりと盛られた野菜と大きなハムやキッシュなどの一品がちょこちょこっと彩りをそえた、映えプレートが出てきました。
プレートの内容は、自家製黒豚ハム、ヤズのソテー、椎茸のファルシ、キッシュ、クラムチャウダー、野菜サラダには赤キャベツのラペが添えられています。
久住の水耕栽培で育った野菜を使ったサラダには、手作りのドレッシングがかかっていて、ミニトマトや梨、塩気の効いたグラナパダーノというチーズが隠れています。野菜と食べるといろんな風味が弾けて、アクセントのある味わいが楽しめます。
自家製の黒豚ハムにはマスタードが添えられています。噛みしめるたびにお肉本来の旨みが溢れ出てジューシーな味わい。
程よく脂がのっていて身がふんわりとしてるヤズ(ブリの若魚)のソテーは、添えられたラタトゥイユやジェノベーゼと一緒に食べると、脂の甘みがより引き立ちます。
プリッとした弾力のある椎茸にはボロネーゼとチーズがのっていて、椎茸と牛肉の旨味がギュッと詰まった一品。自家製ベーコンの旨味と春菊などの野菜の風味が相性抜群のキッシュも、ついついお昼からワインを飲みたくなる味わいでした。
角切りのジャガイモやニンジンがゴロゴロ入ったクラムチャウダーは、添えられていたフランスパンに染み込ませながら濃厚な味わいを楽しみました。
プレートが出てきたときは正直、お腹いっぱいになるか不安でしたが、盛りだくさんの野菜とひとつひとつの料理をじっくりと味わうことで、食べ終わる頃には、すっかりお腹は満たされていました。
この日のデザートは“抹茶と和三盆のパンナコッタ”。柿や栗の渋皮煮、小豆を炊いたもので彩られた季節を感じるスイーツは、口の中でふわっと抹茶の香りが広がるのと同時に、とろける舌ざわりが幸せな気持ちにさせてくれます。
コロンとした紅茶のフィナンシェは表面がサックリとしていて、食感と香りが同時に楽しめます。和のテイストを盛り込んだスイーツに、ほっこり癒されました。
「お昼からワインと楽しんで欲しいんです」という髙野さんの気持ちがこもったプレートは、ワインに合う料理の数々をひとまとめにしたような贅沢な一皿。ランチメニューの裏にあるドリンクメニューには、ワインなどのアルコールメニューも豊富に取りそろえられていて、昼飲みももちろんOKとのこと! 中にはノンアルコールワインもあったので、お酒を飲めない人はノンアルコールで飲んだ気分を味わうのも良いかもしれませんね。
30〜80代という幅広い年代の女性客を中心に、毎日賑わいをみせる『ふれんち食堂 もあ・めむ』。席数も少なく人気のため、事前予約必須です。8名〜貸し切りにもできるそうなので、友達との飲み会や女子会にもぴったり。
ホテルで腕を振るっていた経験を活かして作る、オーナーシェフの創作フレンチをぜひ味わってみて。
電話:097-594-0145
営業時間:11:30~14:30、18:00~深夜0:00
定休日:不定
駐車場:なし
HP:https://www.facebook.com/pages/category/French-Restaurant/moi-même-もあめむ-294302910961254/
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