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【開店レポ-旅するランチvol.20-】9/4 OPENの『ランカハット』で、香辛料が効いたホットな味わいのスリランカ料理を堪能!
別府市上人南に、スリランカの家庭料理が味わえる『Lanka Hut(ランカハット)』が、9月4日(水)にオープンしました。店名の“Lanka”はスリランカ、“Hut”はスリランカ語で“屋根”という意味があるそうで、「ここに来れば、いつでもスリランカの味が食べられるように」と、母国を離れて頑張る学生が集える、アットホームなお店を目指しているそうです。
スリランカ人のオーナー・アンジェロさんは、APUの卒業生。店を構える前は、ご夫婦でレンタルスペースやイベントなどに出店していたそうです。
カウンター席とテーブル席が配されたシンプルな造りの店内には、スリランカで人気のソフトドリンクやお酒の瓶が並んでいます。今後は雑貨などを増やして、スリランカの雰囲気がより感じられるようにしていくそう。1人でふらりと立ち寄る人も多く、店内はたちまち満席になりました。
ランチメニューはチキンカレーにポークカレー、ビーフカレー、野菜カレーをメインとする4種のカレーがあり、どれも野菜カレーが付いているそうです。ドリンクとデザートを付けられるセットメニューや、フライドチキンなどの一品料理、スイーツなどのサイドメニューもあります。
どれにしようか迷っていると、アンジェロさんが流暢な日本語で1つずつカレーのテイストや辛さ具合を説明してくれました。私たちはチキンカレーとポークカレーをチョイス。オススメされた“ワタラッパン”というスリランカのスイーツとドリンクが選べる、Bセット(+400円)も一緒にお願いしました。
しばらくすると厨房からスパイシーな香りが漂ってきました。注文を受けてからスパイスを焼くことで、香辛料の新鮮な香りがより引き立つんだそうです。食欲がかきたてられるプレートが運ばれてきました。
チキンカレーは辛口を選びました。少し酸味を感じるカレーは大きめの鶏肉がゴロゴロと入っていて、一口食べればすぐさま刺激的な辛さが広がります。この辛さがたまりません! 汗をかきながら、添えられた野菜サラダやご飯と一緒に食べ進めます。
チキンカレーに反して、野菜カレーはとてもまろやかな優しい味わい。口の中にスパイシーさは残りますが辛さは抑えられていて、インゲン豆がこれでもかというくらい入っています。野菜をふんだんに使っている旨味が詰まったカレーです。
普通の辛さを選んだ「ポークカレー」。カレーと言うよりは炒め物のような一品です。ブラックパウダーをはじめとする14種類のカレーパウダーとスパイスをブレンドしているそうで、香ばしく焼かれた大ぶりの豚肉はさまざまな香辛料の香りをまとっています。
豚肉の脂の旨みとスパイシーな味わいが相まって、こちらもご飯が止まりません。たっぷりと盛られたご飯は日本米。ランチタイムでは日本米ですが、ディナータイムではスリランカのお米を使ったメニューが食べられるそうです。
サイドメニューにあった「チキンパティ」もいただきました。
ふっくらとして揚げ餃子のような形をしたパイ生地の中には、ほぐされた鶏肉やニンジン、玉ねぎ、じゃがいもなどの野菜がマスタードと和えられたタネが詰まっていました。鼻に抜ける香辛料の香りは、お酒と一緒に楽しみたくなる味わいです。
すっかりお腹も満たされましたが、お待ちかねの別腹スイーツが運ばれてきました。
初めて聞く“ワタラッパン”は、黒糖プリンのようなスリランカの伝統的なスイーツ。
本場ではハクルという黒砂糖のような甘味で作られるそうなんですが、日本では手に入らないため黒砂糖とココナッツで代用して作っているんだそうです。蒸した卵のしっかりとした舌触りの中に、黒糖の優しい甘み、シナモンの香りがふんわりと香ります。
“マンゴープリン”はクリーミーな味わいで、ワタラッパンと一味違うとてもなめらかな口どけ。どちらもスパイシーな料理を食べたあとに、甘さが引き立つスイーツでした。
スリランカは島国ということもあり、新鮮な魚を使った料理も多いんだとか。今後はシーフードメニューも追加される予定なんだそうです。
「ただ辛いだけではなく旨味もしっかり味わえるスリランカの家庭料理を、日本人にも気軽に楽しんでほしい」とオーナー夫妻。お二人が心を込めて手作りするスリランカ料理を、是非味わいに行ってみて。
電話:070-4747-1020
営業時間:ランチ11:00~14:30、カフェ15:00~16:30、ディナー17:00~22:00
定休日:不定
駐車場:2台
HP:https://www.instagram.com/lankahut.jp/
別府市ランチ/スリランカ料理/おひるごはん/カレー/スイーツ
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