大分のおいしいネタ、抽出しました。

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“なば”…しいたけ!?
サウナを通じた地域貢献

キャンプやアウトドアサウナを楽しむ人でにぎわう

豊後大野市の『ロッジきよかわ』といえば、清流・奥岳川が目の前に流れるテントサウナが人気。県内はもちろん、九州各県や関西・関東方面からもサウナ好きがやってきます。そんな施設が2月18日にサウナ小屋『なばサウナ』をオープン! さっそくおじゃまして、どんなサウナなのか取材してきました!

奥岳川沿いに設置された、カラフルなテントサウナ

『ロッジきよかわ』は、自然いっぱいの中で宿泊やアウトドア体験ができるスポット。2019年よりテントサウナを導入すると、その後の全国的なブームも相まって好評を博しました。

「なば」(大分弁で“しいたけ”)を思わせる外観

しいたけをあしらったキュートなドアノブ

今回新たに仲間入りした『なばサウナ』は、「しいたけ」をモチーフとしたサウナ小屋。大分弁でしいたけを「なば」というのですが、サウナ小屋の形や屋根の色などからもその由来が見て取れます。でも、なぜ「なば」? 代表の江副雄貴さんに聞いてみました。

代表・江副雄貴さん(中央)をはじめ、親切なスタッフが迎えてくれる

「この2~3年で、全国にたくさんのサウナができました。これから生き残っていくためには、“地域性”や“オリジナリティー”が必要になってくる。豊後大野市は原木しいたけの一大産地として知られていますし、豊後大野らしさを出しつつ、地域の役に立てるサウナを造りたいと思いました」。

地元産のしいたけを使った加工品なども販売している

まず、サウナ用の薪はしいたけ農家から買い取っているのだそう。廃棄される木材を薪として再利用し、SDGsにかなった取り組みを行っています。そして、サウナ利用者には地元産しいたけを使用したサウナドリンクやサウナ飯を提供できるよう現在調整中。「しいたけ出汁スープ」や原木しいたけを使用した「豊後大野カレー」などが味わえる予定なのだとか。さらに、サウナ利用者には『道の駅きよかわ』で利用できる「しいたけ商品割引チケット」をプレゼント! サウナを通じて豊後大野のしいたけを体感できる流れを構築しています。

サウナも水風呂も
こだわりがいっぱい!

『なばサウナ』の室内。足元の灯りがおしゃれ

肝心のサウナはというと、江副さんのこだわりが随所に詰まった小屋になっています。「中温高湿」を目指してセッティングしている室内は70~80℃ほどで、一般的なサウナ室よりも低めの温度。「熱くて息苦しいのが苦手」という人も入りやすいのではないでしょうか。木材はテルモリーウッドを採用。「スギやヒノキは香りがすごく良いのですが、強すぎてロウリュの香りが負けちゃうんです。程よく香るテルモリーウッドが最適かなと思って」と江副さん。

薪をくべると、「パチパチ」と音を立てて燃える

部屋の真ん中には、存在感のあるサウナストーブが堂々と鎮座。ドイツのサウナストーブメーカー「FINTEC」社製のもので、ストーンがなんと220kg分(!)乗っています。大きさや水の吸いやすさなどが異なる3種類のストーンを使用し、かけた水が蒸気に変わるよう設計されているのだそう。排気の場所にもこだわり、より効率よく熱が上がるよう試行錯誤を重ねたのだそうです。

アロマは3種類。その時によって異なるので、行ってからのお楽しみ

自分の好きなタイミングでロウリュしよう

ロウリュの際のアロマ水に使われているアロマは九州産のオーガニック素材から作られたもので、ストーンにロウリュすると室内にいい香りが一気に広がり、体感温度もグッと上がります。

サウナ室の隣に、木で囲まれたスペースが…ここに水風呂と休憩スペースがある

とはいうものの元々のセッティングが「中温高湿」なので、電気ストーブなどでよくある「肌を刺すヒリヒリするような熱」ではなく、「体内から汗が噴き出してくる」熱の上がり方。我慢できるところまで体を温めたら、サウナ小屋から出て隣へ移動します。

1人ずつ浸かれる水風呂。井戸から引く綺麗な水だ

そこには、こちらも新たに造った水風呂! 井戸水が使用されており、季節によって水温は変動します。井戸水なので、真夏でなければある程度はひんやりとした水温になっているはず。しかもかけ流しなので、頭まで潜っちゃってもOK! サウナ好きにはたまりませんよね~♪

インフィニティチェアが5脚並ぶ休憩スペース

体の熱をしっかり取ったら、インフィニティチェアーに身を委ねてひと息。全身の力を抜いて、周りの景色をボーっと眺めたり、自然の音をBGMにまどろんだり。思い思いの時間を過ごしましょう。

サウナハットやタオルなど、オリジナルグッズも豊富

「テントサウナは結構温度が高いので、慣れていない方はハードルが高かったりします。川に飛び込むというのも、寒い時期は抵抗がある方も多いです。でも『なばサウナ』なら、ゆっくりとサウナに入って、井戸水の水風呂もあるし、ととのいスペースもあるので、初めての人でもきっと楽しめると思います!」と江副さん。ちなみに事前予約制で、定員制なのでホームページor電話での申し込みをお忘れなく!

「ぜひお越しください!」とスタッフ。サウナハットのてっぺんには…ここにもしいたけ(笑)

【サウナDATA】
サウナ温度:約70~80℃
水風呂温度:季節により異なる
ロウリュ(orアウフグース):あり
個人用サウナマット:なし
休憩椅子:あり
外気浴スポット:あり
食事処:なし
里の旅リゾート ロッジきよかわ
住所:豊後大野市清川町宇田枝158
電話:0974-35-3601
営業時間:10:30~12:30/13:30~15:30/16:00~18:00※要予約
定休日:不定
料金:1名2時間3500円
駐車場:30台
HP:https://lodge-kiyokawa.jp/
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大分/サウナ/サウナ―/温泉/セルフロウリュ/サウナ併設/しいたけ/アロマ/井戸水/ととのい旅/おんせん県/健康/連載

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