大分のおいしいネタ、抽出しました。

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最近、サウナが注目を集めている

「サウナ=おじさん達が密室で汗をダラダラかきながら、我慢比べをしている地獄絵図」…そんなイメージだけを持っていらっしゃる方も多いのでは? ところがこの2~3年ほどでサウナのイメージは新しいものになりつつあるんです。本場・フィンランド形式のスタイリッシュなサウナも日本各地に続々オープンし、サウナ施設には若年層や女性も多く見受けられるようになりました。そんなサウナ愛好家を最近は“サウナー”と呼び、グッズも多く販売されるようになりました。もちろん、古き良き日本のサウナも一連のサウナブームで再び脚光を浴びつつあり、今とっても熱いカルチャーなのです! ではサウナの何が人々を虜にするのか…“サウナー”である私が綴ります。サウナの魅力をいろんな人に知ってもらいたーい‼

フィンランドのサウナは積まれたサウナストーンに水をかけ(=ロウリュ)、温度&湿度を上げていくスタイル

そもそも私がサウナに抱いていたのは冒頭で触れたイメージそのものでした。そして何より、熱いし、息苦しい! いったい何を好き好んでそんな仕打ちを自らせねばならんのだ、そう思っていました。私がサウナに目覚めたのは約2年前。マンガ『サ道』がじわじわ話題になったり、「サウナにハマっている」という有名人をちょこちょこ聞くようになった頃。「そんなにイイものなら、ちょっと試しにやってみるか」、根がミーハーな私の軽い好奇心がキッカケでした。

サウナ室の時計は「12分計」を置いているところが多い。1周すると12分という計算だ

そしてサウナに初チャレンジ! まずはサウナ室へ。予習はしてきたから、だいたいの時間の目安はわかっていました。ひとます5分頑張って入ってみようとするも、3分過ぎた頃には

「もう出たい」

無理。マジで無理。我慢しきれずサウナ室を退室…! そして次は最大の難関、水風呂です。そもそも私は寒さや冷たさが大の苦手。末端冷え性ということもあって、「夏と冬どっちが好き?」というよくある質問には食い気味に「夏!」と答える人間です。うん、入れる気が1mmもしない。恐る恐る、足に水をかけてみる。

「つべたっ!」

…あぁ、これはダメや。というわけで、1回目は水風呂に入れず断念しました。ここで「自分には向いてないな」と止めてしまうのが大半だと思います。事実、無理して入ると体を壊してしまう危険性があります。

私はというと、「もう1回チャレンジしてみよう」「次はサウナ室に5分入ってみよう」「次は水風呂に体半分だけ、10秒だけ入ってみよう」と、低い目標から少しずつ上げていきました。なぜ性懲りもなく、サウナに入り続けたのか。その理由は1つ。

「“ととのう”ってどんな感覚なんだろう?」

この好奇心だけです。“ととのう”とは、「サウナ」と「水風呂」の温冷交代浴をすることで全身に血流が行き渡り、筋肉がゆるんで体の緊張がほどけるため、リラックス度もアップ。時折、多幸感や恍惚感を覚える瞬間がやってきます。これが“ととのう”という感覚。

水風呂を克服した先に、未知の世界が待っているかも…?

ととのうには「サウナ→水風呂→外気浴(休憩)」を3セットほど繰り返すと良いのだそう。これには個人差があり、サウナや水風呂に入る時間もまた、個人差があります。そして外気浴というのは浴場内(あるいは露天風呂)のベンチなどに座って、休憩をとること。この外気浴中にととのうパターンが大半です。ちなみに私は、チャレンジし続けて何度目かの時に、ようやく“ととのう”という感覚を味わうことができました。宙に浮いているような、ふわふわしたなんとも言えない感覚。頭の中がクリアになって、スッキリとしています(あぶないク〇リではありません)。この感覚を味わって以来、私はすっかりサウナにハマってしまったのです。

と、ここで言っておきたいのは、「サウナに行くと〇〇が良くなる」、「〇〇に効く」といった部分を期待しないでほしい、ということ。もちろん人によっては効果があるのかもしれませんが、「気分転換・リフレッシュ」程度に考えるのが正解です。私自身、サウナに入っている間(60~90分ほど)はスマホから離れ、自分を見つめる貴重な時間になっているのです。

「おんせん県」である大分は幸いなことに(⁉)サウナも豊富。というわけでは次回からは、大分県内のサウナ施設をご紹介していきます。皆さんが大分で楽しい「サウナライフ」を過ごせますように。

 

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