まとめ記事・動画
【SALLiA’s リトリート第7回】アートなニュアンスネイルにときめく『lo’a nail（ロアネイル）』
コロナ禍前までは毎月ネイルサロンに通うのが生き甲斐だった私。
数あるネイルのジャンルの中でも特に「ニュアンスネイル」が大好きで、毎回様々なデザインのネイルをアート感覚で楽しんでいた。
そういえば、ニュアンスネイルって大分でもやってるお店あるのかな？と思い立ち、検索し、ヒットしたのが今回伺う『lo’a nail（ロアネイル）』だ。
久々のお任せニュアンスネイルということで、何週間も前からロアネイルのインスタの画像を見ながらニヤニヤが止まらない。
鶴崎駅から徒歩３分のとあるビルの一室にある、完全プライベートサロンで、おしゃれなドライフラワーで飾られたドアプレートが目印。
オーナー兼ネイリストのユウミさんがこの店を構えたのは2020年で、その前は大手ネイルサロンチェーン店でネイリストとしての実績を積んでいたそうだ。
大分でニュアンスネイルに特化したネイルサロンは、正直珍しい。
もちろん仕事の都合で、派手なデザインができない人もいるが、やはり私のようにニュアンスネイルが好きでやってくる人が多く、独立してからは来店するお客さんの職種や、幅が広がったという。
ニュアンスネイルはその名の通り、「あいまいで微妙なおもむきや雰囲気」のネイルで、いうなれば「正解のない」自由度の高いネイルデザインを指す。
だからこそ、ネイリストのセンスに左右されやすいジャンルのネイルだが、まるで美術館に行った後のような、視覚から得る世界観の楽しみ方がそこにはある。
「私自身が、元々色を混ぜてみたりというような表現方法が好きだったりすることもあって…ニュアンスネイルは施術する側としても楽しいですね」
なぜニュアンスネイルなのか？という質問を投げかけた私にそう答えてくれたユウミさん。正解がない難しさがあるからこそ、お客さんの好みや雰囲気にカチッとハマったデザインができた時は、やはりうれしいのだそう。
お客さんの好みの色や、デザインの傾向などを聞いて、それを元にネイルデザインを組み立てていくというが、当の私は完全ノープランでノコノコやってきてしまった。
好きな色は紫とか青とか、シルバーとかで…色味は派手じゃなくてもキラキラしてたりするのが好きで…という私のオーダー自体が「ぼんやり」してしまったが、ユウミさんは迷うことなく次々とパーツやカラーを取り出し、並べていく。
「正解はない」というが、ユウミさんの中には、今月の私に似合う「正解」がきっと見えているに違いない。
魔法にかかるように、次々と私の素朴だった爪が煌びやかにかつ上品に染まっていく。
アイシャドウやリップの色で、雰囲気が変わるように、爪のデザインで気分も大きく変わる。この素敵な爪に似合う私でいたいとさえ思う。
ニュアンスネイルは、正解がなく自由度も高いからこそ、その中から月に一回導き出された答えを楽しむ「芸術」に違いない。
ホスピタリティもバッチリで、施術中のドリンクはアップルティー、ミルクティー、カフェラテ、レモネードの中から選べ、私はホットのアップルティーをチョイスした。
アップルティーを味わいながら、ほかではできないような結構踏み込んだ人生の話や恋愛話をポロっとしてしまう。実際お客さんの中には、結構ガチ目の恋の話や人生の相談をする人が多いのだそうだ。
一対一の空間ということももちろんあるが、きっと爪以外も委ねてみたいと思わせる包容力がユウミさんにあるからだろう。
爪を飾りながら、心はどんどん丸裸になっていく。ネイルサロンは本当に不思議な空間だ。
正解を出し続けなければならない人生の連続だからこそ、ネイルぐらいは「ニュアンス」を楽しみたいものだ。
電話：070-7586-6615
営業時間：10:00～20:00 ※時間外要相談
定休日：不定休
駐車場：2台※ビル横、馬場ガレージ4番に縦列駐車
HP：https://www.instagram.com/lo.a_nail/
大分／大分市／ネイル／サロン／美容／ネイルサロン／ニュアンスネイル／連載
おすすめトピックス
カテゴリ
TOPICS
ドリップ編集部 
ハダ 
そうこ