まとめ記事・動画
ディープな夜にご招待！女性の新たな活躍の場 スナック『member’s友』【SALLiA’s リトリート第24回】
今、若者たちの間でスナックが流行しているらしい。昨今のレトロブームも相まり、ネットでも、クラブでもない新たなコミュニティの場の選択肢として、スナックに注目が集まっているという。
スナックといえば、私も何度か家族に連れられて行ったことがことがある。20歳の成人を迎えたタイミングで、お酒を初めて飲んだのもスナックだった。
近所のお姉さんのようにスナックのママから、大人になったことを祝われたあの日のことは、今でも良い思い出として心に残っているが、そんな私が久々にスナックと新たなご縁をいただいた。7月27日にオープンした『member’s友』は、人生的にも精神的にも熟練された女性たちがキャストを務めるスナックだ。
Member’sという名前の通り、キャストだけでなく、オープンしてから足繁く通ってくれるお客さんたちは皆、このお店のママである友さんを慕うチームのメンバーような存在だという。
「４０歳からの女性の新たな活躍の場を作りたいという想いから、お店をやろうと決意してから、およそ２カ月でオープンまであっという間に漕ぎ着けました」（友さん）
そんな気心知れたメンバーが集う店でもあり、キャストである女性たちの新たな自己実現の場でもある『member’s友』。働く人も、お客さんも皆、『member’s友』に来ると口々に「楽しい」と言ってくれるのだそうだ。
大人たちが何者でもなくなって、交流できる温かい夜
「私を含めてとにかく楽しめる場所を作りたいと思っています。例えばお店の中にいる人同士で、盛り上がって、本当に面白かったー！と言っていただく姿を見ると、幸せな気持ちになります。働く側も、お客さんも、それぞれが楽しいと思える和を拡げて行けたらと思います」（友さん）
職場、家庭、友達、ネットとも違う、全く新たな血の通った自分という場所を体感させてくれる「フォーススペース」。非日常でもなく、日常でもない。たまに帰る実家のようでもあり、旅行先でふらりと出会った忘れられない景色のような場所にもなれるのがスナックという場所なのだろう。
店内は、上品な色の赤を基調としたソファや椅子、花が描かれた壁紙が目を引き、適度な高級感と安心感が混在した雰囲気を醸し出している。
シャンパンも一通り揃っており、レアなお酒たちもたくさん置いているという。
「どんな立場の人も色々なものを抱えている。だからこそこのお店でそういったものを発散してもらいたいと考えているので、どんな人にも来ていただきたいですし、大分にもっと人が来て、都町にももっと活気が生まれたら嬉しいです」（友さん）
何者であるかによって生まれるプレッシャーや重荷も、このお店では関係ない。その鎧を脱ぎ去って、ただの一人の人間としての温かな血の通ったやりとりが楽しめるはずだ。
そしてこのお店で働くキャストさんにも話を伺ってみた。
「色々な人生経験を経た女性たちが集まっているので、キャスト同士の仲が良いところがこのお店の安心感にも繋がっていると思います。接客の場は特にそういった、キャスト同士の人間関係がお客様に伝わりやすいですが、『member’s友』にはそういったギスギスした部分が一切なく、働く私たちにとっても楽しい場にしていただいています」（member’s友で働くキャストの方）
スナックでの接客は生まれて初めてという人や、占いができる人、普段は別の本業を持っている人など、多様性溢れるキャストさんも、『member’s友』の安心感に一役買っている。
スナックでの仕事が生まれて初めてという人も「できなかったことができるようになって、お客様が楽しんでいただけるのを見るのが、働いていて楽しい瞬間です」と話してくれたが、ママである友さんが目指す、”女性の新たな自己実現の場”として十分に機能しているようだ。
老若男女どんな人が来ても、アットホームな社交の場として、向き合ってくれる素敵なキャストとママの友さんと一緒に特別で温かな夜を、ぜひ体験してみてほしい。
取材・文＝SALLiA
大分県／大分市／大分／スナック／飲み会／２次会／おでかけ
おすすめトピックス
カテゴリ
TOPICS
ドリップ編集部 
ハダ 
そうこ