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【おでかけランチvol.72/国東市】カジュアルに楽しめるビストロで、地元食材を生かしたランチに舌鼓
大分空港道路を抜け、国道213号を海沿いに進む。15分ほど車を走らせ右手に『道の駅くにさき』が見えてくれば、今回の行き先はすぐそこだ。黒津崎入口交差点を右折し、ほどなくすると現れるレンガで覆われたこのお店こそ、国東市の人気洋食店『ビストロ エスポワール』。“ビストロ”とは“カジュアルなレストラン”を意味するフランス語だが、その言葉通り店内には温かい陽の光が差し込み、肩肘張らずに料理を楽しめるアットホームな空間が広がっている。
では、メニューをご開帳。「ワンプレートランチ」に日替わりの「パスタランチ」、スープ・サラダ・ライスorパン・コーヒーまで付いた「おすすめランチ」など、リーズナブルなランチメニューがラインアップ。中でも特に目を惹くのが、地元・国東の名前を冠した「国東Sランチ」に「国東たこパスタ」。せっかくここまで来たのだから地物の食材を味わいたい。ということで早速注文を。
運ばれてきたのは「国東Sランチ」。鱧とひじきのムースなど、前菜の3種盛りは旬の食材を使用しており季節に応じて変わるという。そして「桜王豚」のフィレカツがメインで登場。フィレの旨みと手作りのトマトソースが好相性で、サクサクと心地よい食感も楽しめる。デザートには、同市『萱島酒造』が提供する「西の関吟醸」の酒粕を使った「酒粕プリン」を。前菜から始まりデザートに至るまで、地元食材がふんだんに組み込まれた内容だ。
ペペロンチーノ風に仕上げ、自家製の甘辛しょう油ソースが後を引く「国東たこパスタ」は、国東で獲れた姫たこと茎ワカメの食感が肝。セットメニューもあり、常時注文できるというのもうれしいポイント。
食後のコーヒーで一服しながら店内を見渡していると、壁に貼られたハンバーガーの写真が目に飛び込んだ。店主・末綱日帝士(ひでと)さんに話を聞くと、国東高校・双国校の学生たちとのコラボで生まれたバーガーなのだとか。低温ローストした「桜王豚」にピリ辛のコチュジャンソース、バターで焼いたバンズがカリっとした食感を生み出す「赤鬼バーガー」。鱧のすり身に地ダコ、国東産バジルを合わせたムースをバジル入りの天ぷら粉で揚げ、ジェノベーゼソースをかけた「青鬼バーガー」の2種類を提供している。
どのメニューにも、地元への想いが感じられる。もちろん「くにさきOYSTER」、「国東オリーブオイル」を使った限定ランチの提供も。次から次へと生まれる国東の特産品、地元で採れた新鮮な食材。それらを余すことなく生かした料理の数々に、お腹も心も満たされた編集部であった。
ランチ/おでかけ/道の駅/国東市
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