OITA Drip.

昔ながらの風情ある街並みが続く日田市豆田町を北へ車を走らせると、本日のお目当てとなる緑色の屋根が目を引く『SLOWcafe』が見えてきました。

植えている木の形がハート型に見える!? 目の前に無料駐車場の「豆田北駐車場」があるので、そこに車を停められます

店内はログハウスのような造りをしていて、高い天井で開放感があります。テーブル席が6つあり、壁は黒板風になっていて、ボードにメニューが書き込まれています。

『SLOW cafe』といえば、オープン当初から提供されているオムライスが人気で、度々テレビでも取り上げられたことがあるそう。メニュー表には「ふわふわオムライス」と「トロトロ卵のオムライス」とありますが、この二つの違いはなんでしょう？

「トロトロ卵のオムライスは少し半熟の状態で卵を包みます。それに対してふわふわオムライスは卵を黄身と白身に分け、白身を泡立ててメレンゲ状にしてから合わせて火を通して形をととのえてライスの上に乗せるんです」と話してくれたのは店主の松本卓朗さん。そのふわふわの秘密を一部お見せしちゃいます!

あらかじめ卵2個を黄身と白身に分けて、白身をツノが立つくらい泡立ててメレンゲ状にします。
鉄製のフライパンを温めて、黄身とメレンゲを合わせた卵を入れていき、手際よく形を整えていきます。

手際良く卵の形を整えていく松本さん

この作業があっという間に繰り広げられていきます!

あらかじめお皿に載せていたライスの上にそっとのせ、仕上げにトマトソースをのせれば完成です。

「ふわふわオムライス」ランチセット（サラダ・スープ付き）1100円

まあるいフォルムに少しお皿を動かすだけでもふるふると揺れる魅惑のふわふわオムライス。わくわくしながらスプーンですくえば、その卵の厚みがよくわかります。

白身をメレンゲ状にするからこそ生まれるふわふわ感

口に入れた途端、卵のふわっふわの軽やかな口当たりとなめらかな舌触りを楽しむことができます。卵がすっと舌の上で溶けていくのがやみつきになって、ドンドン食べ進めてしまいます。

ケチャップライスも程よい酸味でトマトソースとよく合います

「最初はこのふわふわ感が出せずに苦労しましたが、フライパンの温度調整やコツを掴んでいくうちにたどり着くことができました」と笑顔で話してくれた松本さん。実は7月からオムライスをはじめお店のメニューがリニューアルされるとのこと。オムライスは福岡にあるホテルの料理長を務めていた方直伝のレシピを受け継ぎ、種類も新たに3種類登場するのだとか。

「卵も栄養価の高い日田産の卵を使っていきたい」と松本さん。新たなオムライスはどんな味わいなのでしょうか? こちらも楽しみですね! 「ふわふわオムライス」もちょっぴり進化させたうえで今後も提供していくとのことなので合わせて押さえておいてください。

※ライスはケチャップライスからバターライスに変更予定