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【おでかけランチvol.25/日出町】オリジナル製法で生み出される“匠のうどん”を堪能
暘谷駅から徒歩10分の場所に店を構える『香乃泉』に到着。ピーク時は連日大盛況だが、お昼時をさければあまり並ばずに入店できるそうだ。
店内はL字のカウンターのみでテーブル席はないが、調理している姿が見えることでよりわくわく感が増していく。周りを見渡すと、女性の1人客や小さな子ども連れの家族など、幅広い世代の人が訪れている様子。
早速注文を。冷やしうどんのメニューが多いのもここの特徴のよう。そしてなによりリーズナブル! 高くても700円、大盛りにしても+100円だというから驚く。豊富なメニューに目移りしてしまいそうになるけれど、やっぱりここは、人気の「ごぼう天うどん」600円を注文することに。
麺をゆでる音や、天ぷらを揚げる音が食欲をそそり、うどんの到着が待ち遠しい! そして、しばらくして運ばれてきた「ごぼう天うどん」の姿に衝撃を受けた。直径15cmはあろうかという大判型のごぼう天がのった、インパクト大のそのビジュアル。ごぼう天などの天ぷら類は、注文を受けてから調理にかかるため少し時間がかかるらしいが、揚げたてのパリっとした食感と、鼻孔をくすぐるごぼうの風味がクセになるゴボウ天は、多少待ってでも食べたい格別の味わいだ。
ボリューム満点のうどんを前に食べきれるか不安を感じていたが、どういうわけか麺をつかむ箸が止まらない。しっかりとつゆの風味を感じながらも、さっぱりした後味が「もうひとくち…」と箸を進めてくれるのだ。その秘密を、店主・穴井徹さんに聞いてみた。「利尻産の昆布、瀬戸内産のいりこ、国産の鰹節にさば節、うるめ節などを使用しています。さらにうどんの原料である小麦は、九州産も配合した国産100%。温度管理や計量が難しい国産の小麦粉を10g単位で計量し、ゆでる時間も微調整しています」。これだけのボリュームを有しながらも、麺やダシに対する店主のこだわりが詰まった一杯だからこそ、ツルっと完食出来てしまうのだ。
さらに店主・穴井さんオススメの一杯がこちら。
「すじ肉おろしうどん」700円は、冷たいツユをかけていただくメニュー。独自の味付けで長時間柔らかくなるまで煮込んだ牛スジ肉が、ダシの効いたツユと相性抜群。お好みで天かすをかけて味わうのも良い。
ここで提供されるうどんには、一切の妥協が見えない。麺やダシはもちろん、添えられた薬味など細部に至るまでこだわりが光る。だからこそ、その味と深みに魅せられて足を運ぶ人が絶えないのだろう。
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