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【おでかけランチvol.163/中津市】愛されて約50年。昔ながらの「からあげ」を求めて
耶馬渓地区の観光名所として有名な『青の洞門』、そこから車で約2分という場所に今回の目的地『村上食堂』はあります。
店舗前の通りを北上すれば『青の洞門』はすぐそこ
ランチタイムを過ぎて到着したにも関わらず、駐車場には車が5台ほどありお客さんの姿が見えました。それだけ人気ということは、味への期待が膨らみます！
カウンター席と4人掛けのテーブル席を完備
メニュー表は「ザ・昭和」という表現がぴったり！
店内に入ると、初めて来たにも関わらずなぜだか懐かしく感じる、昔ながらの定食屋さんといった雰囲気。壁のメニュー表を見ると、おかずのメニューは「からあげ」のみというシンプルさが、なんとも潔い！ 席に座ったら、早速「からあげ定食」を注文しました。
使う鶏肉は、胸から腰にかけての部分。歯ごたえがしっかりとした部位です
おいしそうな匂いが店内に広がります
厨房（ちゅうぼう）にお邪魔して、調理風景をパシャリ。店主の島田貴浩さんが一つひとつ丁寧に「からあげ」を揚げていきます。ジュージューという音を聞いていると、おなかがすいてきました。
「からあげ定食」800円。ボリューム満点な定食です
大き目の「からあげ」と、添えられたキャベツはお口直しにぴったり！
まずは、そのままかぶりつきましょう。お好みで卓上のコショウやソースで“味変”を
さぁ、定食が運ばれてきました。からあげ、ごはん、みそ汁、たくあん、なんてシンプルなラインアップでしょうか！
まさに「ザ・定食」。それでは、揚げたての「からあげ」いただきま～す！
しょうゆベースのしっかりとした味わいの「からあげ」は、歯ごたえもしっかりとあり、鶏肉の旨みが口いっぱいに広がります。
ごはんはもちろん、ビールにもピッタリな「からあげ」。関東から旅行で訪れたというグループの方々がビールと一緒に定食を楽しむ光景を、なんとも恨めしく眺めていました…。あれは絶対おいしい！ ハンドルキーパーのいるグループはぜひ、昼からビールと「からあげ」を！
「味付けは開店してから変えていません。昔ながらの『からあげ』を味わってください」と島田さん
『村上食堂』は店主の島田さんで3代目。約50年前に母方の祖父がお店をはじめたそう。こちらでは、イートインだけでなくテイクアウトも人気。伺った際も「300gちょうだい」や「1000円分お願いします」と注文しているお客さんが次々に来店していました。テイクアウトは100g240円。グラム単位、1000円分といった金額単位で注文ができます。事前に電話注文して受け取り時間を指定しておけば、待ち時間なしでおいしい「からあげ」が受け取り可能。冷めてもおいしくいただけるようじっくりと揚げているので、家に帰るまで時間が掛かってしまう方も心配無用！
車で数分進めば、『青の洞門』を掘った禅海和尚（ぜんかいおしょう）の像があります
30年余りかかって完成した洞門。一部ノミの跡が残っており、手掘りで進めた工事の大変さを今に伝えます
日本で唯一の8連石造アーチ橋である『耶馬渓橋』。地元の人は「オランダ橋」と呼んでいるそうです
定食でおなかいっぱいになったら、すぐ近くの公共駐車場に車を止めて、『青の洞門』から『耶馬渓橋』にかけて腹ごなしのお散歩がオススメです。
「からあげ」に歴史的な観光地と、耶馬渓地区の魅力を改めて感じることができた今回のおでかけでした。みなさんも今度の休日は、ぜひ訪れてみてください。
住所：中津市本耶馬渓町曽木2040-6
電話番号：0979-52-2317
営業時間：10:00～18:30、テイクアウト9:30～19:00※季節や食材の状況で変更の場合あり
定休日：月曜※祝日の場合は営業
駐車場：約15台
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