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【おでかけランチvol.158/日田市】国籍問わず誰もが帰ってくる、世界を旅する家族が営む食堂でいただく「チキンカレー」
日田市役所の近くにあるブルーの看板と外壁のお店、ここが本日の目的地『大原屋』。
お店に入るなり優しい笑顔で迎えてくれたのは財津さん夫婦。もともと初代のお祖父さんが「和菓子屋」、2代目のお父さんが「牛乳やアイスクリームの卸屋」と続き、3代目の喜充さんが「食堂」として後を継ぎました。「食堂」になって今年で24年になるそうです。
店内に入ると、世界各国のものや楽器、土産品が多く飾られています。
財津さんは今までに行った国は30ヵ国以上、今でも子ども達を連れて家族で旅行に出かけるそうです。数カ国で働いたり生活した経験から、海外から日田に働きに来た人が日本の生活の中で困った事があれば相談に乗ったり、さまざまな手続きのサポートをする事もあるとか。
そんな財津さんが提供するメニューは、海外の要素を取り入れたカレーや親しみやすいパスタ、チャーハンなど。老若男女多くの人に味わってほしいと多様なメニュー展開をしています。今回は、「大原屋式チキンカレー」をいただきます!
財津さん手作りの「大原屋式チキンカレー」は、トマトがベースで、約10種類のスパイスを調合した特製カレー。昔知り合ったインド人の方に聞いたカレー作りのアドバイスを参考にし、スパイスを使い過ぎないのがコツだとか。注文の際に辛さを聞かれるので、「普通」と伝えると、チキンに味がしっかり染みた辛さ控えめなカレーが出てきて、あっという間にペロリと完食しました。辛さは店オリジナルの「自家製ハリサ」(唐辛子が主なミックススパイス)で調節してくれます。
一緒についてくるサラダには、トルティーヤ(スパニッシュオムレツ)、オリジナルのポテトサラダ、自家製トリハムのサラダが入っています。日本の味と海外の要素が混ざっていて、細かいところまで『大原屋』らしいサラダです。
「実は一番人気のメニューはこれなんですよ」と奥さんの絵里子さんが持ってきてくれたのは「からあげ」。甘辛醤油ダレに漬け込んだ鶏肉をカラッと揚げていて、とてもやさしい味がします。「これも海外のレシピ⁉」と思いきやなんと財津さんのお母さんのレシピなのだそう。主婦の方が晩ごはんのおかずに購入していったり、学校帰りの学生さんや子供達がおやつに買っていく事も多いそうですよ。幅広い世代に愛されるメニューです。
また、財津さんは地元の「ヒタスタイル」というフリーマガジンにて毎月海外のレシピを1品紹介しているのだそう。「毎月料理を決めるのとレシピを文章にするのが大変だけど、調べてわかる事や時々その国の人からもらうアドバイスがとても勉強になる」そうです。
それをまとめた本、「世界の料理を日田で食う」も出版しています。
少しだけ見せていただきましたが、聞いたことのない名前の料理ばかり。読んでいるだけで世界を旅した気分になっちゃいます。海外について詳しい財津さんと海外についてお話をするのもとっても楽しいですよ。
『大原屋』のコンセプトは「地元が半分、もう半分は世界中」。
今でも奥さんと3人のお子さんと一緒に海外に旅行へ行くこともしばしば。世界中の要素を取り入れながら、地元日田の食材を使い、日田の人、日田を訪れた全世界の人が笑顔になれる場所を今日も守り続けています。土日はイベントに出店することも多いのでInstagramで営業日を確認して出掛けてくださいね。
住所:日田市田島2-5-15
電話:0973-22-3661
営業時間:10:00~19:00、水曜は7:00~9:00/10:30~19:00
定休日:日曜
駐車場:1台
HP:https://www.instagram.com/ooharayaya/
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