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【おでかけランチvol.150/津久見市】津久見で感じる首里の風。“めんそーれ”沖縄!
大分市内から車で約1時間。津久見市民の憩いの場『つくみん公園』近く、県道217号から通りを1本入ると『すいかじ』があります。
引き戸の入り口をスライドさせ店内へ入ると、まず目に飛び込むのは「シーサー」。そして、店主の内藤清香(さやか)さんが「いらっしゃいませ」と笑顔で出迎えてくれました。
白色の壁や水色の天井は、白い砂浜と海をイメージ。沖縄出身アーティストの歌が流れる店内にいると、まるで気分は沖縄! ちなみに店名の『すいかじ』とは、沖縄の方言で「首里の風」という意味。(※首里=琉球王朝時代の首都)
ランチメニューは、沖縄そばのほかに沖縄発祥の「タコライス」。どちらにするか悩んでしまう人には両方が楽しめる「わんぱくセット」もあります。
今回注文したのは、一番人気という「じゅーしーセット」。「じゅーしー」は豚肉を使った沖縄の炊き込みご飯で、シイタケやニンジンなどの食材が炊き込まれています。
さぁ、お待ちかねの「軟骨ソーキそば」が運ばれてきました。まずはスープをひと口。その旨みあふれる口当たりは、思わず最後まで飲み干してしまいたくなるほど。聞けば、豚とカツオの合わせダシを使っているとのことで、優しい味わいに体が温まります。
そして、スープによく絡む麺は、「ほかの麺も試したのですが、なにか違うんですよ~」という内藤さんのこだわりで沖縄から取り寄せているそうです。
トロトロに煮込まれた軟骨ソーキは甘めな味付けで、肉のおいしさを楽しむことができます。コラーゲンたっぷりな豚軟骨は、美容を気にする女性にもオススメ!このほか、三枚肉と呼ばれる豚バラの煮付けが乗った沖縄そばもあります。
辛味を追加したい人には、テーブル上に準備された「こーれーぐす」という調味料がオススメ。島唐辛子を泡盛に漬け込んでおり、爽やかな辛さがクセになります。少しずつ追加して、自分好みの味わいに“味変”を。
沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」は、あっさりとした味わいで沖縄そばとの相性抜群!
お酒のメニューも準備されており、沖縄らしく「オリオンビール」や泡盛を楽しむことができます。
店主の内藤さんは沖縄県那覇市首里の出身。「1日3食でも沖縄そばを食べたい」というほど沖縄そばが大好きで、得意料理でもあるそう。
そんな内藤さんの人生の転機となったのが、2019年に起きた首里城の火災。大好きな沖縄のシンボルである首里城が燃えてしまったことにショックを受け、少しでも復興の手伝いができないかと考え、思いついたのが得意な沖縄そば作りを生かすこと。
そして、復興への寄付を目的として、佐伯市のゲストハウス『さんかくワサビ』にて、月一回沖縄そばを提供するイベントを行うことに。はじめは友人や知り合いが来ていたほどだったのが、そのおいしさが口コミで広がり、次第に多くの人が訪れるように。訪れた人からの、「毎日食べられる場所がほしい」という要望の声を受け、勤めていた銀行を辞め、昨年7月に『すいかじ』をオープンさせました。
「津久見市の方が、『こんなお店があるんだよ』って市外の人に自慢できるようなお店にしたいです」と内藤さん。取材時には、銀行員時代からの付き合いという常連さんが野菜を差し入れしてくれるなど、その魅力ある優しい人柄で多くの人を引き付けていると感じました。
今後も、さまざまな取り組みを計画しているようで、これからも楽しいお店であることは間違いなし! ぜひ一度『すいかじ』を訪れてみて。
住所:津久見市高洲町22-6
電話番号:080-2384-3954
営業時間:11:00~16:00、土曜11:00~14:00/17:00~22:00
定休日:火曜、ほか不定休あり
駐車場:5台
HP:https://www.instagram.com/suikaji.shinjosoba
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