大分のおいしいネタ、抽出しました。

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四日市インターを降りて、宇佐・中津の広大な平野を横目に国道10号を進みます

早めに高速を降りて少し遠回りを。これから向かうのは、中津市で愛される町の食堂。お店が根付く町の空気感を味わっておくことで、料理がより一層おいしく感じられるものです。程なくすると、“ランドリー”の文字とともに掲げられた看板が見えてきました。今回の目的地である『翔天食堂』に到着です。

“天を翔ぶ”と書いて『翔天食堂』。力をもらえそうな店名です

看板メニューの「本日のオススメ」もお見逃しなく

味のある木の入口に紺色の暖簾。一歩店内に入れば、奥にカウンター、テーブル席に座敷席までそろえたフルラインアップ。肩ひじ張らない雰囲気からは、おひとり様から家族連れまで幅広い世代のお客さんが訪れる姿も目に浮かびます。

「レディース定食」830円など、女性にオススメのメニューもあります

「ラーメン」600円は濃厚なとんこつスープがクセになる一品

メニューに並ぶのは、「まる徳焼サバ定食」や「唐揚げ定食」、「手ごねメンチカツ定食」、「鳥天定食」各830円など、白ご飯が進んで当然の定食たち。そして、「ラーメン」とチャーハン、から揚げ、おにぎりのセットなど。どれを頼んでも間違いがないことは分かる。ゆえに悩ましい! そんな中、「夏になると常連さんがよく食べるメニューがあるよ」と店主の田口一平さんが一言。ということで、教えてもらった「冷やしぶっかけ鶏天そば」を注文しました。

「冷やしぶっかけ鶏天そば」750円。大盛は880円、おにぎりセットは+80円

細麺なので食べやすく、夏でもスルスル食べられます

おにぎりセットもあるとのことなので、もちろんセットに。麺類とご飯は合うと、良く分かっていらっしゃいます。見た目も涼し気な器には、大ぶりのとり天にゆで卵、鶏チャーシュー、たっぷりの刻みのりに青ネギ、底にはラーメンにも使用する細めの中華麺。煮干しやかつおからとった和風だしはさっぱりしながらも奥深くて、サクサク食感のとり天との相性も抜群です。白ゴマやレモン、ワサビで味変しながら楽しめば、暑い夏でもペロリといただけました。

セルフサービスで提供されるアイスコーヒー

おにぎりまで堪能して満腹感に浸っていると、「コーヒーも飲んでいってね」と田口さん。どうやら、平日のランチタイムはアイスコーヒーを無料で楽しめるみたいです。お言葉に甘えて、コーヒーを飲みながら話を聞いてみました。

東京や大分の和食店で修業を重ねた田口さん

「自分の好きな食べ物を追求して作っているだけ」と微笑みながらも、お米は地元で評判の農家と契約したり、野菜も近所で栽培する人から仕入れたりと、素材へのこだわりもひとしお。日常的な定食だからこそ、使う素材や調理中の丁寧な手仕事、盛り付けがお皿の上に現れますね。

お店のオープンから約4年半、これまでも、これからも愛され続けるのであろう食堂が中津市にありました。

翔天食堂(しょうてんしょくどう)
住所:中津市大貞371-49
電話:0979-32-2601
営業時間:11:00~15:00(LO14:30)/18:00~21:00(LO20:30)
定休日:水曜
駐車場:2台
HP:https://www.instagram.com/syotensyokudo/
<キーワード>
大分/中津市/定食/ランチ/おでかけ/そば/麺/冷たい麺/連載

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