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【おでかけランチvol.109/宇佐市】 丁寧な仕事が光る、20食限定の和牛丼を味わう!
大分市内から車を走らせること約1時間。国道500号沿い、宇佐市安心院支所などが近くにある安心院町の中心地に『由布院 その田』があります。
入り口の扉を開けると「いらっしゃいませ」と、園田勝也さんが迎えてくれました。
店内は、調理風景が眺められるカウンター席や小上がりの席もあり、落ち着いた雰囲気。木材のテーブルなど、どこかぬくもりを感じます。
店主の園田さんは湯布院出身。旅館『亀の井別荘』で料理人として20年働き、そのうち料理長を5年務めるなど経験が豊富。独立して3年近くたつ今でも、『亀の井別荘』時代からなじみのあるお客さんが訪れているようで、コロナ禍の前は全国から園田さんの料理を味わいに来ていたそう。
長年過ごした湯布院への強い思いがあるから店名に「由布院」と入れているそうですが、今はそれ以上に“安心院愛”を深く感じているとのこと。そもそもこの地に店を構えたのは、安心院が園田さんの父の故郷であり、父が残したシイタケ山までのアクセスが良く、魅力のある食材があふれているからとのこと。
ランチメニューは「黒毛和牛丼」と「天麩羅御膳」の2種類。今回は、1日20食限定の「黒毛和牛丼」をいただきます。
低温でじっくりと調理された「かぶり」は、炙(あぶ)ることで香ばしさをプラスしており、少し甘めの自家製ソースと絡めていただくと、なんともぜいたくな口当たり。ちなみに、「かぶり」は牛の肩の部分で、程よい食感とジューシーな味わいの希少部位です。温泉卵と絡めて味わうとまた違った味わいとなり、あっという間に丼はからっぽに!
おみそ汁や小鉢の料理もこだわりが感じられ、丼メニューでありながら、なんとも上品な一品を楽しむことができました。
ランチだけでなく、夜は種類豊富なアルコールやコース料理を楽しむことができます。料理内容の相談もできるので、お祝い事や記念日など大切な日に訪れるのもオススメです。
「地元食材にこだわった料理を作っていきたい。妥協は一切したくないですね」と園田さん。向上心を忘れず真摯(しんし)に仕事をされている姿に心打たれました。その誠実な人柄に惹かれて訪れるお客さんも多いのかもしれません。
食事のためだけに安心院へ向かう価値ありの一軒、ぜひ訪れてみてくださいね。
大分/宇佐市/ランチ/夜ごはん/丼/肉/天ぷら/おでかけ/ドライブ/連載
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