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創業30年のとんかつ店がオシャレに、料理はよりおいしくリニューアル!
2020年、創業30年を迎えた『カツヨシニューダイニング』。そんなメモリアルイヤーに大変身を遂げました。新しい店名は『菜なくら』。とんかつと言えば、「スタミナをつけたい」時のガッツリメニューですが、そんなガテン系なイメージを覆す、カフェのようなオシャレな店内に様変わりしています。
メニューも大幅見直し。その中でもお店の看板メニューとなっているのが「十種のいろどり菜料膳(さいりょうぜん)」。“いろんなものをちょっとずつ食べたい”という女性目線で作られたメニューで、とんかつだけでなく野菜も多く取り入れているのがうれしいところ。
一品ごとに大分県内各地の食材を使っていて、例えば、日田市大山産のウメをチーズと大葉と一緒にお肉で包んだヒレカツ、佐賀関で水揚げされたイシモチのフライ、臼杵産の有機野菜ビーツと男爵芋で作ったコロッケなど、大分県のおいしいが一度に味わえる内容です。
他のメニューでは白米と豚汁がセットに付くのですが、こちらのメニューでは湯布院味噌の味噌汁、ごはんは国東産のむらさきもち麦ごはんと特別仕様。充実の品数に素材へのこだわり…。とんかつ店ながら侮れないクオリティですよ!
リニューアル後、女性のお客さんも増えたそうですが、もちろんガッツリメニューも健在。店の要となるとんかつは肉の品質やパン粉など、これまでのこだわりはそのまま、さらにバージョンアップを遂げています。
大きく変更したのは、とんかつの揚げ方。食べた時のやわらかさを追求し、低温でじっくりと2度揚げしたあと、高温で一気に揚げる手法を採用。実際に食べてみると、しっかり厚みがあるのにサクッとかみ切れるやわらかさ。衣も硬すぎずにサックリとした口当たりです。
以前から、厚みのあるとんかつを提供したいと考えていたそうですが、火を入れすぎると肉が硬くなってしまうため、試行錯誤の末にたどり着いたのが、この低温二層式。「低温でじっくりと時間をかけて揚げるので、提供までに時間はかかりますが食感が全然違うんですよ」と店主の本田広行さんもニッコリ。
また、数年前から塩ソムリエとタッグを組み、とんかつに合う塩を3種類提供していましたが、最近では特徴の異なる4種類の岩塩をブレンドしたオリジナルソルトも開発。マグマに近い部分から採取したというブラックソルトが温泉たまごのような独特の硫黄の香りで、アクセントになるように配合されています。(これがまたとんかつと合う!)
今後はとんかつと共にオリジナルソルト、ソース、わさび醤油を提供するそうです。ロースやヒレなど、部位によってどれを付けて食べるとよいかおすすめが異なるそうなので、自分が注文したとんかつに合うのはどれかお店の人にぜひ尋ねてみてくださいね。
いろんな工夫やこだわりが光りますが「まだまだ模索中」とおいしさへの追及に余念がない本田さん。進化を続けるとんかつ店の動向に目が離せません!
電話:097-544-5420
営業時間:11:00~14:00/17:00~20:00
定休日:火曜、第2月曜
駐車場:10台※ほか共有Pあり
HP:https://www.nanakura.com/
定食/ランチ/とんかつ/リニューアル/大分市
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