大分のおいしいネタ、抽出しました。

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臼杵の歴史ある街並みをのんびり散歩しながらたどり着いたのは、老舗料亭の『喜楽庵』。大正初期に「扇屋別荘」として建てられたもので、風流な庭を望む部屋、由緒ある調度品の数々に、心がふぅ~と解きほぐされます。

JR臼杵駅から5分ほどで到着! 入り口から期待が高まりますね

せっかくなので、まずは歴史ある建物を拝見。生け花や、掛け軸、竹の灯篭と、そこかしこに古き良き日本建築の粋を感じます。

当時の面影を偲ばせる趣ある庭。この庭と建物を生かした「和ウェディング」なども人気のよう

広々としたロビー。大きな窓からは『臼杵城』のやぐらも望めました

部屋には大分出身の日本画家・髙山辰雄氏の絵なども

日本庭園が望める部屋。個室も多いのでゆったりくつろげます

臼杵の旬の食材を使った懐石料理や、新鮮なふぐ料理、さらに江戸時代の殿様が食べていた料理を再現したという「本膳料理」なども提供している『喜楽庵』。どの料理をオーダーするか迷ってしまいますが、今日のお目当ては、9月から新しくスタートしたという5000円の「月替わり膳」! 通常料亭ではサービス料(奉仕料)が加算されるそうですが、このコースは特別にサービス料込みとのこと。気軽に料亭文化が楽しめるのはうれしいですね~!

 

―まずは地酒でカンパイ!が、臼杵流

「まずはコレを」と運ばれてきたのが、お酒!? 「臼杵市では乾杯条例というものがあるんです」と若女将。実は臼杵では“地酒による乾杯条例”というものが2015年に制定されていて、地元の酒造で作られる日本酒を、臼杵焼きの盃で乾杯するのが習わしなんだとか。郷土愛溢れるいい文化ですね。※地酒による乾杯条例は夜のコース料理のみ

臼杵の『久家本店』の日本酒「一の井手」で乾杯!あ~おいしい!

次に運ばれてきたのがこの「胡麻豆腐」。一口食べて、そのもちっとした独特な食感にビックリ! これは、生ゴマの絞り汁を使い、カツオと昆布のだしで作った甘いタレとショウガの風味で食べるという臼杵スタイルの豆腐。朝から毎日仕込み、賞味期限はたった1日!?という、なんとも手の込んだ一品なんです。

もちもちトロ~リ 賞味期限1日という“臼杵流”胡麻豆腐

前菜は鴨の燻製、ハモの湯引き、酒粕のクリームチーズ

新鮮なアジを使ったりゅうきゅう

季節野菜のバーニャカウダソース

メインはこの「おおいた和牛ステーキ」。肉の旨みたっぷり!

季節のご飯。この日は臼杵の名産・ショウガを使った生姜ごはん

焼きナスのお味噌汁

デザートのシフォンケーキ。コーヒー付き

全9品がついた月替わり膳「長月の膳」。9月のメインはおおいた和牛!

「月替わり膳」は月ごとにメインが変わるそうで、昼・夜共に5000円。9月のメインは「おおいた和牛」。そして10月の月替わり膳「神無月の膳」のメインは「臼杵産 伊勢海老」! この内容とおもてなしで5000円は本当にうれしいですね。

素材の良さを生かし、丁寧に作られた料理の数々、そして素敵なおもてなし…。どこを取っても臼杵の魅力たっぷり。濃密で凝縮、“臼杵のすばらしさ”が詰まった『喜楽庵』のコース、今度は着物を着てお母さんと一緒に食べに行こうかな。

10月の日替わり膳「神無月の膳」の内容

喜楽庵(きらくあん)
住所:臼杵市城南9組
電話:0972-63-8855
営業時間:11:00~15:00/17:00~22:00 ※前日までの予約制
定休日:不定
駐車場:30台
HP:https://www.kirakuan.jp/
<キーワード>
ランチ/ディナー/コース/プチ贅沢/料亭/臼杵グルメ/おでかけ/観光/癒し

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