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次にくるスイーツはコレ!? 大分を代表するお菓子屋さんが本気出して作った注目スイーツ
「台湾カステラ」は、日本で親しまれているカステラとは違い、厚みがあってシュワっと溶けていくような口当たりなのだとか。
まだ大分でお目にかかれるお店は少ないのですが、この台湾カステラを「本気出して作りました!」という『お菓子の菊家』のSNSの投稿を発見。その本気ぶりを調査してきました!
やってきたのは由布市にある『お菓子の菊家工場直売店』。今回お目当ての商品は…ほほう、自信ありげにショーケースに鎮座しているではないか。
「いらっしゃいませ~」と声高らかに迎えてくれたのは、工場直売店スタッフの鳥居鈴香さん。
パッと見た感じはシンプルなおやつといった印象の「台湾カステラ」。シフォンケーキやカステラのようにも見えますが、食感や糖分、作り方も異なるのだとか。
東京では既にブームとなっていて台湾カステラを提供するお店が増えていますが、コロナ禍では関東圏へのお出掛けも難しいところ。九州全体で見ても台湾カステラを扱うお店がほとんどなかったことから「大分にも台湾カステラを広めたい!」とマーケティング部のスタッフが、アイデアマンとして社内で評判の浜田健雨工場長に製造を依頼。
実は浜田工場長、「ぷりんどら」や「蜜衛門」、「もちもちシュー」など菊家の人気商品を生み出したヒットメーカー。依頼を受けてから次々と試作を繰り返し、冷めたあとでもいかにフワしゅわ食感が出せるかにこだわりました。生地をどれだけ練るかで食感が変わってくるため、ベストな生地の状態を見極めるのに苦労したのだとか。生地は湯せんでじっくり、低温で焼き上げるのですが、ぷっくりきれいに膨らませるため、型の周りに巻く紙にもこだわりがあるのだそう。
冷めたあとに表面が沈んで形が崩れるのを防ぐため、生地の温度と焼き上げの温度にも細心の注意を払っているそうです。また、お客さんが切り分けて食べやすいようにと形は台湾カステラでは珍しい丸型を採用。この見た目がまん丸のお月さまのようだったことから焼き印にはウサギが使われています。
ショーケースで販売されているので要冷蔵商品かと思いきや、冷やして食べてもよし、レンジで温めてもよし、なんならオーブンで焼いて食べてもよしと何通りもの味わい方で楽しめるというから驚き。パッケージの裏側にも“おいしい食べ方”が詳しく紹介されています。
早速持ち帰って食べてみると、確かにふわふわとシュワシュワの2つの食感! 甘さは控えめで、卵の風味をほんのりと感じます。大きさがあり、甘さが控えめなので、家族みんなで食べるのにも打ってつけで、手土産としても活躍してくれそう。シンプルな味わいだからフルーツソースをかけたり、クリームを添えたりして食べるのも良いかも! ちなみに浜田工場長いわく、「あんこと一緒に和風テイストで食べるのがおすすめ」とのことですよ。
個人的にはオーブンで焼いて、表面にカリッと食感をプラスするのが好みでした。菊家本気のお菓子、食べてみればその気概を感じるはず! フレーバーもさまざまに展開していく予定で、秋ごろには紅茶味が登場する予定とのこと。
県内にある37店、全店で取り扱いしているので、ぜひお近くの店舗でチェックしてみてくださいね。
台湾カステラ/和菓子/スイーツ/ケーキ/手土産/おやつ
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