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四季折々のオーガニック野菜がたっぷり。丹精込めたお料理に酔いしれる贅沢な時間
別府市関の江にある『欧風家庭料理 IDÉE食堂』は13年前に、大分の豊かな食材に魅了された千葉県市川市ご出身のオーナー・楢本亞子さんがオープンされた予約制のレストラン。淡いクリーム色の外壁が印象的な一軒家で営まれています。
玄関のインターフォンを押すと、「はーい」とオーナーの亞子さんが笑顔で出迎えてくださいました。「予約制のレストランって、どんな感じなんだろう?」とドキドキしていましたが、一気に緊張がほぐれます。
食事をいただくお部屋にご案内いただくと、欧風の美しい調度品で仕立て上げられた空間に思わず歓声。古いものと新しいものが調和した落ち着く空間です。この調度品たち、亞子さんとご両親がヨーロッパのアンティークを一つ一つ大切に集めてきたものだそう。なかには販売している品もあるため、気に入ったものがあれば亞子さんに相談を。心地よい光が差し込む空間でゆったりとくつろぎつつ、しばし料理を待つことに。
いよいよお待ちかね!食事の時間です。ランチメニューは前菜・スープ・春巻き・パスタ・デザート・お飲み物の全6品。本日の前菜は、ニンジンとキヌアのラペ・サツマイモのレモングラス煮・熊本産春菊とイチゴの葡萄山椒でいただくサラダなど、目にも美しく素材のうま味を存分に引き出した品々が並びます。
亞子さんがこだわるのは、大分県産の四季折々の有機食材を使い、シンプルな調味料で味付けをすること。素材の味を生かした味付けに、五感が研ぎ澄まされるような感覚に。丹精込めた料理を大切に、じっくりと堪能していきます。
続いては、にんじんスープと春巻きを。滑らかな舌触りのスープに、ごろりと入ったニンジンの食感も楽しく、優しい味付けに身も心も温まります。ベトナムの調味料・ナンプラーのうま味が効いた春巻きは、エビ、卵、わさび菜などの厳選素材を使った、春めいた一品。シンプルにお塩でいただきます。
メインはナバナとシラスのオレキエッタ(小さな耳たぶサイズの手打ちパスタ)。華やかな料理に思わず感嘆の声。ほんのりと効いたシラスの塩味に食が進むこと請け合いです。
ほどよくお腹もいっぱいになってきたところで、デザートは大分県産ニューサマーと、ブラッドオレンジのリキュールマリネ。酸味が効いた深みのある味わいです。最後に温かい紅茶をいただいてほっと一息。
心も身体も満たされる幸せなランチ。日常から離れ、特別な時間を過ごすことができました。通常は3日前までの要予約。予約の際に、好きな物や苦手な物をヒアリングしたうえでメニューを組み立ててくれるため、オリジナルの食時間を楽しむことができます。希望があれば、亜子さんのご主人が営むワインバー『Pure wine Bar ENFER』から、料理に合うワインをセレクトして用意してくれるので、気軽に相談してみてくださいね。
料理教室「笑うフライパン」、春・秋に開催する「オリジナルボタニカピクニック」、岩田史絵さんとのケータリングユニット「COZUCHI」で食のワークショップを開催するなど、さまざまな活動を行う楢本亞子さん。「食の体験を通して、大分の豊かな食材がもつ底知れぬ魅力を伝えていきたい」と、笑顔で語ってくれました。
今の時期は特に、家族や友人だけが集い、おいしいお食事をいただける空間は有難い存在。洗練されたお料理とサービスで極上の時間を味わえる『IDÉE食堂』で、特別な時間を味わってみてはいかがでしょうか。
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