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【閉店速報】大分市中央町にある『カランドリエ』が、10/31(木)閉店
大分市中央町に昭和49年に創業した『カランドリエ』。フランス語で“カレンダー”を意味する店名は、「美味しいコーヒーを365日楽しんで欲しい」という想いが込められており、姪御さんが命名したそうです。
馬蹄型(ばていがた)をしたカウンターの中で、Yシャツ姿にネクタイでいつも背筋をピンと張っているマスター・井上勝美さん。この地で紳士服専門店を営んでいた叔母の実家を手伝ううちに『カランドリエ』のマスターになったんだとか。
カウンターに座るお客さんと会話を楽しみながら、サイフォンで店自慢のブレンドコーヒーを注いでくれます。
コーヒーを楽しんでもらいたいという思いで、ここ十数年は価格を変えていないそうです。豆は昭和49年のオープン当時からUCC。
『カランドリエ』が生まれた時からメニューにある「カフェカプチーノ」は、サイフォンコーヒーのアレンジ。シナモンパウダー、生クリーム、コーヒー、砂糖の層になっていて、徐々に変わっていく味わいを楽しむことができます。店内の様子にしばし見惚れていると、マスターが頃合を見てそっとコーヒーを注いでくれ、カプチーノの後に飲む半杯のブレンドの味がまた違う味わいを楽しませてくれます。
お話しを伺っていると、隣に座っていたお客さんが「11月からどこ行こうかなぁ…」とポツリ。こうした閉店を寂しがる常連さんの姿を見ると、さらに寂しさがこみ上げてきます。窓の外の景色は変わっていくけど、足繁く通うお客さんとこの店の風貌は何一つ変わっていない。そんな様子がうかがえました。
昭和レトロな空間で井上マスターとの時間が過ごせるのもあとわずか。街中で少し落ち着いた時間が過ごしたい時は、歴史が刻まれた店内でコーヒーを飲んで過ごしてみませんか?
喫茶店/コーヒーショップ/コーヒー専門店/コーヒー/カプチーノ
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