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【しっぽりハシゴ酒7軒目】これはマジ得!無限おつまみプレートに震えた『はねぶる』の太っ腹セット
「久々の外晩酌、盛大に楽しんでやるぜ」と気合いを入れてやってきたのは、『はねぶる』。あまり聞きなじみのないユニークな店名だな…と思いつつ、早速入店することに。
扉の向こうには、女性一人でも過ごしやすい洒落た空間が広がり、ゆったりと腰かけられるカウンター席とテーブル席が右、左と分かれていた。私はもちろん、カウンター席へ。
この店の一押しは、良心価格で楽しめる大分県産のスッポン鍋、しゃも鍋だそうだが、メニュー表を見ると、肉、魚、おつまみメニューもバランスよく並んでいた。
どれもそそられる内容だが、今日のお目当てはあくまでも“ちょい飲みセット”。
今年の7月から提供をスタートさせたそうだが、けっこうな頻度でオーダーが入るという。その人気の理由をじっくりと探ろうではないか。
黒板を見るかぎり、「ちょい飲みセット」の内訳は、好きなドリンク2杯とおつまみ。ドリンク2杯飲めるのはポイント高いな、と思いつつも、“おつまみ”という漠然とした表記にさまざまな想像がよぎる(枝豆一品の可能性もあるし、小鉢が数品出ることも考えられる…)。だが、あえて内容は聞かずに注文してみた。
まずは駆け付け1杯! 生ビールを胃袋に流し込むことに。
私が喉を潤している間、後藤さんがあっちへ行ったりこっちへ来たり、せっせと厨房で調理を行っている。これは、枝豆レベルのおつまみじゃなさそうだ。そんな中でも、私の世間話に笑顔で答えてくれる神対応。しかし、依然として後藤さんの手が止まる様子はない。
10分以上は経っただろうか。「お待たせしました!」とカウンター越しに、謎のベールに包まれた“おつまみ”が提供された。その全貌がこちら。
ちょ、後藤さんこれ、反則じゃね!? おつまみ…じゃなくて、おつまみ“プレート”やし、肉も魚もガッツリ入っちょんし、なにこのサプライズ。コスパ、ヤバイんですけどー(という心の声をお届けしています)。
おつまみの内容は日替わりで、3~4品ほどをワンプレートに盛り合わせて提供するのが、はねぶる流。この日は天然ブリのりゅうきゅうにタルタルがかかったチキンカツ、豚肉と野菜の炒め物に手羽元煮、オクラフライ、サラダがお皿にONされていた。
これらすべて、後藤さんの手作り!その絶妙かつ優しい味わいに、お酒が進んで仕方ない。2杯目は日本酒をオーダーしたが、これまた、たっぷりと注いでくれて私の満足度は最高潮に達した。
これだけ楽しむことができて、お会計はたったの1650円(驚)。おつまみという概念を超えたおつまみプレートでお腹はしっかり満たされたし、アルコールもたっぷり2杯摂取できたし、他のお客さんがこぞって注文する理由がよぉーく分かった。
ちなみに店名は、「はね=鶏、ぶる=牛」で、鶏や牛などの肉料理が楽しめる居酒屋さん、という意味合いで名付けた造語だそう。なぜスッポンは除外されたのだろう、牛肉メニューはステーキしかないけど…など、いろいろと“?”も浮かんだが、そんな質問は野暮なのでヤメておいた。
ご覧のとおりランチもリーズナブルで粒ぞろいなラインアップ。それに居酒屋では珍しいフリーWi-Fiも飛んでいた。飲んべぇだけでなく、ランチ難民やギガ貧民にも救いの手を差し伸べるお店、いや後藤さんが神々しく見えたのは、私がそのすべてに当てはまる人間だからだろうか。お客さん思いの優しき店主との出合いに感謝しつつ、ホクホク気分で店を後にした。
女性1人でも気軽に通える居酒屋ってけっこう限られているのだが、店の雰囲気・店主の人柄・料理のラインアップ、どれをとっても選考基準を満たしているのが印象的だった『はねぶる』。私の行きつけリストに追加されたのは言うまでもないが、そうしたお店を探している女性(もちろん男性も)は、一度その目で確かめてみて欲しい。
思いもよらず、おつまみ(プレート)に恋した、今宵の女ひとり酒。
さて、8軒目はどこへ行こうかしら。
電話:097-574-4980
時間:11:30~14:00(LO13:30)、17:30~23:00(LO22:30) ※水曜11:30~14:00(LO13:30)
定休日:水曜夜 ※ランチは営業
駐車場:なし
HP:https://www.instagram.com/haneburu_supponsyamo/
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