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【しっぽりハシゴ酒 3軒目】これ一皿で何杯でも飲めちゃう、究極のおつまみプレートを『吉田家』で発見!
今日はここへ行く! 朝からそう決めていたお店がある。目の前を通る度、気になってはいたけど、入るタイミングを逃していた『うちごはん吉田家』だ。
“うちごはん”というネーミングも気になるし、店前の黒板に書かれた“酒楽セット”という粋な名前の晩酌セット(おそらく)も気になる。これは、楽しみだわ。
扉を開けて目に飛び込んできたのは、コの字型のカウンター席と、小上がり席。ちょっぴり和な雰囲気を感じさせるモダンな空間で、とっても素敵。
「いらっしゃいませ」と迎えてくれたのは、まるでシャンソン歌手のような素敵なオーラをまとったママさんだった。
「ここ、女性がされているお店なんだ!」。
特にメニュー表はなく、夜ここへ来るお客さんは、ほぼみんな「酒楽セット」を注文するという。ママさん手作りのおかずがどんどんと盛られていき、特製のワンプレートが完成した。
肉に魚、お野菜…と、見るからにバランスが良く、お酒が進むそうな一皿に、1人テンションの上がる私。肉じゃがからのビール、さば焼売からのビール。日本酒に移行してからも、お皿のうえにはまだまだおかずがたっぷり。
「最強のおつまみプレート、見つけてしまった…!」。
まるでおうちにいるかのような、まったりとした晩酌タイム。こんな時間が街なかにいながらにして過ごせるなんて。
もっと食べたいって言う人には、から揚げや餃子などの一品を追加で出してくれたりもするみたい。「集まりごとやゴルフ終わりに15時頃から飲みたい!」「3500円で飲み放題コースやってくれる?」といった相談にも、「全然応じますよ」とママさん。
め、女神さまぁぁ~…!
しかも、ただの女神さまではなく、“歌の女神さま”だった!? なんとこちらのママさん、『NHKのど自慢』の2014年大分大会、優勝者なんですって! これにはたまげた。
自然と歌好きが集まるため、毎月第2・4土曜は、“うたごえ喫茶”なるものも開いていると聞き、歌好きな父にソッコーLINEを入れた。
あと『吉田家』と言えば、“落語”という人も多いようで、月1ペースで、落語会も開いているんだそう。即席の高座から客席までの距離は、わずか数十センチ! 大分県出身者や東京で活躍する落語家の話芸が間近で楽しめる、大分市ではとても珍しい“落語を楽しめるごはん処”なのだ。
落語を聞くだけなら1000円、食べ飲み放題付きだと5000円(時間制限は、特に設けていないんだって)。
いや、こんなに次から次へと話題が飛び出すお店、ある!? しかも、他ではなかなか聞けない話題ばかり。ママさんの天性の歌声や行動力、店に対する想いもさることながら、まずは、これだけの魅力を秘めたお店を開拓した自分を褒めたい(笑)。
子どもでも気軽に落語を聴きに行ける場所。おひとりさま女子がゆったりとお酒を楽しめる場所。リタイヤしたお父さんお母さんが、好きなコトを共有する仲間と集える場所。
そんな幅広い世代の“居場所”を用意してくれる『吉田家(よしだけ)』は、みんなの“わが家”そのものだ。ほろ酔い気分でそんなことを思いながら、すっかりこの店のファンになってしまった。
同じ女性としてママさんからたくさんの刺激を受けた、今宵の女ひとり酒でした。おあとがよろしいようで(ただ言いたいだけ)
うちごはん 吉田家(よしだけ)
電話:097-536-2883
営業時間:11:30~LO14:30、17:30~23:00 ※時間外応相談
定休日:日曜 ※事前予約で営業可
駐車場:なし
ちょい飲みセット/大分出張/単身赴任/大分観光/飲み会/居酒屋/おひとりさま
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