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【開店レポ】湯に浸かるように、まちに浸かろう。宿泊施設、喫茶などを併設した新たな文化拠点がオープン
暮らすように滞在できる宿『HAJIMARI Beppu』
「別府の文化に出会う“はじまり”となり、暮らすように滞在できる宿」をコンセプトにオープンした『HAJIMARI Beppu』。
プロデュースは、アートな温泉宿『GALLEIA MIDOBARU』などを設計した光浦高史さんと、Wakako Ceramics代表でもある陶芸家・坂本和歌子さんらが手掛けています。
建物は元酒卸倉庫ビルを再生したもので、宿泊施設のほか、カフェやライブラリーなどを併設しています。
客室は全6室。34平米~91平米と大きさはさまざま。すべての客室にキッチン、洗濯機、ワークデスクなどを備え、中長期での滞在も可能。仕事をしながら暮らすように滞在できるんです(1名から最大5名まで宿泊可能)。各室では別府にゆかりのあるアーティストやクリエイターの作品・選書・選曲を楽しむことができるのもうれしいポイント。どの部屋に泊まろうか迷ってしまいますね。
安部泰輔さん、網中いづるさん、氏デザイン、Olectronica、甲斐みのりさん、坂本和歌子さん、勝正光さん、藤田洋三さん、ユキハシトモヒコさんなど、大分・別府にゆかりがあるいろんなクリエイターがこの『HAJIMARI Beppu』には関わっています。どんなところに関わっているか、いろいろ探してみてくださいね。
さらに、「別府の素晴らしい温泉を楽しんでほしい」と、部屋には浴槽はなく、あえてシャワーのみ。部屋には風呂桶とシャンプーなどのアメニティーが置かれており、宿泊ゲストには近隣の共同温泉を1回選んで利用できる温泉チケットが提供されるそう。まちをぶらぶらして、地元民のようにまちの温泉に浸かってくださいね。
さらに部屋にはBluetoothラジカセを設置。自分好みの音楽を流すのはもちろん、甲斐みのりさん選曲のプレイリストが聴けたり、カセットテープのレンタルも行っているので、音楽が別府の滞在を彩る要素となりそうです。
いろいろな機能を持つ、『HAJIMARI LOUNGE』
1階の「HAJIMARI LOUNGE」はくつろぎと交流の場。カフェやコワーキングスペースとしても活用でき、アートやライブラリーも楽しめます。
和歌子さんが手がける、うつわと焼き菓子ショップ『うみとじかん』も併設。「うみをこえて、時間をこえてお届けしたい素敵なものたち」をコンセプトとした、手土産にも喜ばれそうな焼き菓子や器が並びます。今後は陶芸体験もできるようになるそう。楽しみですね!
カラダの内側からも健やかに導く『喫茶ゆあみ』のスープメニュー
館内のカフェ『喫茶ゆあみ』では、体の内側からもきれいになりそうな湯治のためのスープメニューが味わえます。NHK番組などにも出演している、料理家ワタナベマキさんがスープを監修。季節ごとにいろんなスープが楽しめますよ。使用しているWakako Ceramicsの器にも注目です。
場所はJR別府駅から約13分ほど。かつて別府の中心だった浜脇との間に位置します。周辺エリアのおすすめスポットを知ってほしいとオリジナルマップも自分たちで制作。「まちの魅力を知ってほしい!」その熱量たるやかなりのものです(笑)。
「ここだけで完結するのではなく、まわりの町に波及していくようにしていきたい」語る光浦さんの真摯な想いは本物! ここからいろんなことが【はじまり】そうです。
電話:0977-76-7667
営業時間:喫茶ゆあみ11:00~17:30(LO17:00)、金~日曜~22:00(LO21:30)、うみとじかん10:00~17:00
定休日:喫茶ゆあみは火・水曜休み、うみとじかんは水曜休み
駐車場:10台
HP:https://hjmr.jp/
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