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大人も子どもも思わず夢中に!“思い出探し”の『駄菓子屋の夢博物館』
大分の「昭和」と言えば、昔懐かしい商店街の町並みが残る、豊後高田市「昭和の町」。年中通して幅広い世代の観光客で賑わっており、中心となる『昭和ロマン蔵』には、昭和の暮らしを再現した体験施設や、レトロカーの展示ブースなどがあり、古き良きレトロな空間が広がります。今回はそのなかにある『駄菓子屋の夢博物館』へ。
『昭和ロマン蔵』内の東蔵に位置しており、店の前には懐かしのキャラの顔ハメパネルや、おもちゃがずらりとならんでいました。入ってすぐ右手に駄菓子屋がありますが、まずはおもちゃの展示を見てから最後のお楽しみにとっておくのが◎。
入館料は『駄菓子屋の夢博物館』と『昭和の夢三丁目館』の2館共通券で大人640円、小中高生450円です。
どんどん足を踏み入れるごとに、懐かしい思い出や感情が蘇ってくるようです。館内には約6万点ものおもちゃを展示しているそうで、小さいものから大きいもの、ポスターや車までがぎっしりと並んでいました。
最初の部屋は時期によって変わる企画展のスペースとなっており、時期に合わせてさまざまな展示が行われています。入った途端、わぁ~と歓声を上げるお客さんも多いそう。壁一面にポスターやお面が飾られていたりと、見どころ満載です。
奥へ進むとショーケースいっぱいに、グリコのおまけやブリキのおもちゃなど、さまざまなおもちゃがぎっしりと並んでいました。「約6万点ものおもちゃを眺めながら、それぞれの思い出に浸ってほしい」と、一切タイトルや説明がついていないんです! 説明なんていらずとも、見ているだけでわくわくしちゃいますよね。
昭和10年前後に米蔵として建てた『旧高田農業倉庫』の建物をそのまま使っており、おもちゃたちは1年かけて入れ替えを行っているとのこと。初めてみるおもちゃにわくわくする子どもたちもいれば、思い出話がとまらなくなる大人も多く、おもちゃならではの変わらない良さがここにはありました。
ここに所蔵してあるおもちゃはすべて小宮裕宣館長のものなんだそうで、その数は35~6万点なんだとか。館内にはその中の6万点しか並べることができないというからびっくり! 一度は遊んだことのあるおもちゃがきっと見つかるはずです。
おもちゃについて説明していると、たくさんの人の思い出話を聞くことのほうが多く、それが今は楽しいんだとか。中には辛い思い出もあったりするけれど、それも含めて過去に思いを馳せながら、昔の記憶に浸ってほしいという小宮さん。時代が進んで行く中で、たまには時代をしっかりと振り返ってみるのもいいですよね。
昭和のおもちゃをじっくりと見て、楽しんだ後はお土産を買いに駄菓子屋さんへ。
ここでは現在発売されている駄菓子を中心に、小宮さんが所蔵していた昔のおもちゃも販売していました。さっき館内で見た昭和のグリコのおまけを思い出しながら、今のおまけと比べてみるのも楽しいですよね!
昭和の町のシンボルにもなっている、ボンネットバスが描かれたオリジナルTシャツも販売中。自分用にもお土産にもおすすめです。
おもちゃを見ながら思い出の中にいたあの人へ、思い出話とともに昔のおもちゃやお菓子を渡してみてもいいかもしれません。ちなみに、昭和からあるキューピーは、時代によって質感や顔が変わっており、今のものも売っているので、見比べてみるのも面白いですよ。
駄菓子なので値段も手頃なものばかり。自分のおやつに、お土産にと、ついつい大人も一緒にたくさん買ってしまいそうです。近所にあった駄菓子屋さんも今ではなくなっているところが多いので、たまには昔を懐かしみながらじっくり品定めをするのもいいですね◎。
昭和の町にはほかにも、商店街や昭和を体感できる『昭和の夢三丁目館』もあるので、大人も子どもに戻った気分で、町歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか?
2020年3月1日(日)からは「1964 東京オリンピック展」特別企画展を開催予定なので、お楽しみに!
子どもも大人も、おじいちゃんもおばあちゃんも世代を超えて楽しめる場所へ、家族みんなで遊びに出掛けてみて。
お菓子/おやつ/駄菓子/昭和の町/豊後高田市
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