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【インタビュー/臼杵市野津町の元気企業『乳屋本舗』】1本の牛乳販売から広がるたくさんの愛と笑顔の輪
1.牛乳から笑顔を届ける“地域の見守り隊”、『乳屋本舗』
臼杵市野津町の牛乳販売店『乳屋本舗』をご存知ですか?
搾乳後72時間以内の新鮮な「みどり牛乳」や関連製品を販売し、毎朝5時過ぎには入荷したばかりの新鮮な牛乳を野津町と豊後大野市の2地域に配達。契約者数は700弱世帯までのぼり、「牛乳はここでお願いしたい」と、オーナーの亀井英和さん率いる『乳屋本舗』スタッフの人柄に惹かれて頼む人が多いそう。
ただ牛乳を届けるだけではなく、何よりもコミュニケーションを大切にしているという亀井さん。
「毎日仕事が楽しいですよ。何よりも人が温かいし、そもそも牛乳を飲む人に悪い人はいませんから」。お客さんへの思いを真剣に、かつ愛のあるユーモアをたっぷりと交えながら語ってくれました。
亀井さんの1日は、周囲が静寂に包まれた早朝から始まります。真っ赤なTシャツに袖を通し、おしゃれなハットをかぶるのが亀井さんの仕事スタイル。
多くの人が思い浮かべる“まちの牛乳屋さん”の姿とは大きなギャップがありますが、 (乳)のロゴマーク入り配達車が地域を走る様子も、ここ野津町ではすでにおなじみの光景。
先代である亀井さんの父親が平成14年(2002年)に『みどり牛乳宅配センター豊肥』を立ち上げ、平成23年(2011年)に亀井さんがバトンを引き継ぎ10年。
「仕事を通じた人々との関わりを父が楽しそうに語っていたんです。牛乳屋の仕事って面白いのかもしれないと自分まで思いましたね」。その後、亀井さんは勤めていたデザイン会社を退職。現在は「happyを届けるために、私たちがhappyであろう!」という理念のもと、高齢者への支援も積極的に行っています。
2.スーパーやコンビニとは違う、“牛乳屋”にできることを日々追求
便利なものが増えていく現代で、「ここにしかない魅力を感じてほしい」と日々気を配っているのが、配達時の声掛け。
「野津町には高齢の方が多いんです。何かあった時にすぐに気づけるよう、日常的な会話はもちろん、周りに不審者がいないか確認をしたりもします」と亀井さん。実際に高齢の利用者の安否確認に繋がったケースもあり、その細やかな心遣いが遠方の家族からも喜ばれているそうです。
お客さんのことはお父さん、お母さんと親しみを込めて呼ぶのがモットー。“お店の人”と“お客さん”ではなく、それ以上の深い繋がりを作ることに重きを置く『乳屋本舗』。
野津町の“地域見守り隊”のような立ち位置で、今日も新鮮な牛乳を届けると同時に、地元の人を心から笑顔にしてくれます。
3.あのパン屋が臼杵にやってくる!?
パン好きに朗報です!なんと来年の2月には、ベーカリーチェーン『SUMOMO』の臼杵店をオープンさせるという亀井さん。
「以前から牛乳との相性が良いパンの配送を検討していたが、道を模索するうちに縁あって店舗を構える運びとなりました。後々は宅配も視野にこれからもさまざまなことに挑戦していきたいです!」と今後の展望を語ってくれました。今から来年が待ち遠しい!
記事協力:野津町商工会 伴走型小規模事業者支援推進事業
住所:大分県臼杵市野津町大字野津市374-1
TEL:0974-32-2389
TEL:080-3999-3694
牛乳/配達/地域密着/パン/インタビュー/野津町/臼杵市/大分県
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