大分のおいしいネタ、抽出しました。

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やってきたのは昭和42年(1967年)創業の『民芸の店 ぶんご』。最近、若者を中心に再注目されている“民芸”の店だけに、気になっていた人も多いのでは? 店内に足を踏み入れると、地域に根差した郷土玩具や、民芸品などがぎっしりと置かれ、見ているだけでもワクワクする空間です。

オシャレなショップが立ち並ぶ、府内5番街にあるお店

所狭しと並ぶ陶磁器や郷土玩具

陶磁器、郷土玩具、印伝などいろんな手仕事の逸品が並んでいますが、いくつかの窯元から直接仕入れるという小鹿田焼(おんたやき)の品揃えは特に見事! そのほか、小石原焼や波佐見焼などいろんな器が揃います。

日田の小鹿田焼。「飛び鉋(かんな)」や「刷毛目」「櫛描き」の技法を使って作られます

ぐるり店内を見渡すと古の貴重な郷土玩具なども発見。その時代時代で少しずつ変化していっているのが分かりますね。店内はまさに民芸の博物館のようです。

竹田の姫だるまや一文人形

店の一角には日本各地の郷土玩具が並ぶコーナーもあり、愛嬌のある人形たちが並びます。

全国の郷土玩具が並ぶショーケース。その品揃えは圧巻!

その中でもこの時期特に注目したいのが、2021年の干支・牛をかたどった郷土玩具ではないでしょうか。

人気が高いという福島県の中湯川人形「来らんしょ牛」1650円。か、かわいい…

来年の干支である牛の人形が大量入荷。そのほか、新年を彩ってくれるめでたい人形たちもずらり

もちろん、大分の郷土玩具も置いています。こちらは別府在住の郷土玩具作家・『豊泉堂』の宮脇弘至さんが作る「一文人形」。『柞原八幡宮』(大分市)の仲秋祭「浜の市」でもおなじみの人形です。このユーモラスな顔がたまりませんね!

昔は子どもの着せかえ遊びの人形として作られていたという「一文人形」

そしてこちらは大分の郷土玩具の一つ「きじ車」。九州各地には「きじ車」や「きじ馬」と呼ばれる玩具がいくつか存在していますが、このような木地と樹皮のコントラストのみの素朴な「きじ車」は、九州でも珍しいそう。今も玖珠で暮らすきじ車保存会の人たちの手によって受け継がれています。

玖珠で受け継がれている「きじ車」。ミニ1200円~

また、正月飾りにおすすめなのが、宮崎県日之影町で作られたしめ縄たち。ここのわら細工作りは、毎年田んぼに苗を植えるところからはじまるというから驚かされます!

しめ縄は1000円~。大きいものから小さいものまでいろいろ揃う

中には縁起のよさそうな鶴や亀の形をしたかわいらしいものも

さらにこの時期にぜひとも手に入れておきたいのが、来年度のカレンダー。『ぶんご』には、型絵染めの人間国宝・芹沢銈介(せりざわけいすけ)のカレンダーや郷土玩具が描かれたカレンダーが置かれており、毎年人気なんだそう。私ももれなくカレンダーをお買い上げ!

左から「芹沢銈介型染カレンダー卓上版」、「郷土玩具カレンダー」

縁起物のアイテムはもちろん、手土産に喜ばれそうなアイテムも盛りだくさんの『ぶんご』。ぜひ一度覗いてみて。

民芸の店 ぶんご
住所:大分市府内町3-7-29
電話:097-532-6436
営業時間:10:00~18:00
定休日:なし
駐車場:なし
HP:http://www.mingei-bungo.com/
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