大分のおいしいネタ、抽出しました。

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大分市中央町・ガレリア竹町を『ホテル日航大分 オアシスタワー』方面に進む。商店街を抜けた先にあるビルの3階が、今回の目的地である『ベイシングレコード』だ。人生初となるレコードショップ訪問とあって、緊張の面持ち(?)で3階へと向かった。

お店へは階段を上がって3階へ。店名を冠した看板を目印に

「一体どれほどのアングラ空間が広がっているのだろうか…」なんて思いながら、恐る恐る店内に。しかし、店内を一目見た瞬間にそんな不安な気持ちは吹き飛んだ。それもそのはず、そこには勝手に想像を膨らませていたダークなイメージとは程遠い、柔らかな陽の光が差し込む落ち着いた空間が広がっていたからだ。あっけにとられている僕を、店主の望月孝治さん、奥さんの紀子さんが温かく迎え入れてくれた。

レコード、CDの買い取りもしてくれる

大分市出身の望月さんは、大学進学を機に上京。卒業後も東京に残り、某レコードショップで働いていたというが、今年4月に父の介護をきっかけにUターン。業界歴25年の経験を生かして、故郷である大分の地で独立するに至ったのだそう。

店主の望月孝治さん。レコードのいろはを教わって

店内にはオールジャンルにセレクトされたレコードに加えて、CDやDVDなども取り揃えており、今後はレコードの買い取りなども始める予定だ。「最近はレコードのジャケットを気に入ってインテリアとして使う人も増えていますよ」と紀子さん。レコードに憧れる人であれば一度はやってみたいはずの、いわゆる“ジャケ買い”。お店の人がそう言ってくれると、こちらとしても胸を張って“ジャケ買い”できるというものだ。さらに望月さん曰く、レコードを聴く手段は昔と比べてたくさんあるので、思っているよりも手軽に楽しめるのだそう。

約1000点もの商品のなかから、お気に入りの1枚を見つけよう

店名の由来は英語の「Bathing」で「入浴」という意味。「大分の象徴である温泉に浸かるように、音楽の世界にも浸かって欲しい」という想いが込められている。「若い子も、もちろん年配の方でも、おしゃべりをしに来るだけでも大歓迎です。気軽に訪れて欲しいですね」と望月さん。店内に続くベランダにはベンチが設置してあり、好きな音楽の話題なんかで盛り上がりながら、ゆったりとしたひとときが過ごせそうだ。

ベランダのベンチに腰かけて、音楽談義に花を咲かせるのも良い

今まで怖がっていたのは何だったのだろうか。憧れつつも近寄れなかったレコ屋が、こんなにも身近に感じられるとは。ここまでビビり倒していた僕ですら、レコードの魅力にどっぷり浸かってしまいそうな気がする。
今後は大分で活躍するインディーズアーティストのポップアップストアなども行っていくという。大分では数少ないレコ屋として、レコードの魅力と楽しさを発信するのはもちろん、大分の音楽シーンを盛り上げる拠点として、長く愛されるお店になっていくのだろう。

ベイシングレコード
住所:大分市中央町4-1-21 OTSビル中央町3F
電話番号:097-537-7716
営業時間:12:00~19:00
定休日:月曜
駐車場:なし
HP:https://www.instagram.com/bathingrecords/
<キーワード>
レコード/CD/音楽/新店/ニューオープン

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