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“盛りソフト”だけじゃない！ 時代を超えて愛され続ける老舗菓子店の魅力を紐解いてみた
ソフトクリームを覆い隠すようにフルーツがキレイに盛られた「盛りソフトクリーム」。インスタグラムなどでよく目にする人、また、食べたことあるよ！ という人も多いのではないでしょうか？ この「盛りソフトクリーム」が食べられるお店、実は歴史ある老舗菓子店ってご存じでしたか？
明治43年に別府市の永石（なげし）通りで創業し、今年で110年を迎える『ゴトー饅頭店』。今から6年ほど前に浜脇温泉や商店、青果店などが並ぶ『浜脇モール』内に、『杏樹 ゴトー饅頭店』として移転オープンしました。
地元の人に愛される老舗菓子店
代々家族で営んできたこの店では、現在4代目となる後藤やよいさんとお姉さんが、先代が守ってきた伝統の和菓子と後藤さんが新たに取り入れた洋菓子を一緒に販売しています。
歴史を刻んできたお店の看板が出迎えてくれます
常連さんも多い『杏樹 ゴトー饅頭店』ですが、初めて来るお客さんにも親しんでもらえるようにと、3年ほど前に新メニューとして「盛りソフトクリーム」が登場。「今度はどんなソフトクリームが出るんですか？」と聞かれることも増えたことから、夏限定だったソフトクリームメニューが、今では年間を通して楽しめるようになったんだとか。
「盛りソフトクリーム」の年間メニューを参考にして狙い撃ち！
話題の「盛りソフトクリーム」も魅力の1つですが、先代であるおばあちゃんが毎日仕込んできた「甘酒万十」や「タンサン万十」、「石垣もち」など、この店の“歴史ある味”も忘れちゃいけません。お赤飯はお祝い用の折にも詰めてくれるそうで、一折2合750円から要予約で購入できます。
100年以上受け継がれてきたお饅頭たち
人気の「きな粉おはぎ」は、注文を受けた後にきな粉をまぶしてくれるそうです。使用しているきな粉は、代々受け継がれているこだわりの大豆を使用していて、その変わらない味わいにファンも多いそう。
「きな粉おはぎ」130円、「おはぎ」130円など
受け継いだ和菓子の数々だけでなく、後藤さんが高校を出たあと専門学校で学んだ洋菓子たちもショーケースに並んでいます。今年の9月末までの期間限定商品「はまわきプリン」は、湯上りに飲むコーヒー牛乳をイメージして作られた2層になったコーヒープリン。浜脇温泉街ならではの商品もならんでいます。
ケーキやプリン、シュークリームやロールケーキなど洋菓子も充実
中でもひときわ目をひくのが、旬のフルーツをふんだんに使った“溢れるシリーズ”。この日はイチゴとオレンジがのったスフレチーズケーキでした。使用するフルーツによって、ショートケーキやガトーショコラなど土台となるケーキも変わるそうなので、行くたびに違う出合いが楽しめそうですね。
（左）「溢れる苺スフレチーズケーキ」1500円、（右）「溢れるオレンジスフレチーズケーキ」1500円
「わらび餅」や「ティラミス大福」など、和と洋が融合するお菓子などが並ぶ中に「フルーツサンド」も発見！ フルーツサンドと言えばパン生地のものを想像しますが、こちらのフルーツサンドはふわふわのスポンジ生地に生クリームと季節のフルーツがサンドされています。「チョコバナナサンド」はココアスポンジに丸ごと豪快に挟んだバナナと生チョコをサンドした食べごたえのある一品。
「フルーツサンド」「チョコバナナサンド」各330円
デコレーションケーキやロールケーキ1本での購入も可能ですが、事前予約が必要です。キャラクターケーキなども注文できますが、デコレーションケーキなどは3日前までの要予約となるので、早めに問い合わせてデザインなどを相談してみてくださいね。
さまざまな用途に合わせて、自分好みのお菓子と必ず出合える『杏樹 ゴトー饅頭店』。代々受け継がれてきた味わいを、家族や友人と楽しんでみて。
電話：0977-21-1775
営業時間：9:30～18:00
定休日：日・水曜
駐車場：共有P利用
HP：https://www.instagram.com/anju.gotoman
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