大分のおいしいネタ、抽出しました。

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別府市公会堂のすぐ近く、大通りから小道に入ったところに店を構えるのが、本日ご紹介する『あまいろ商店 ひよこ店』。 “値札のないスーパーマーケット”として不定期で営業を行っていましたが、4月からはこの場所で毎週土曜日にお店をオープンするようになったのだそう。

手書きの看板が目印。気軽にのぞいてみましょう

中に入ると、イチゴや甘夏、レタス、ニンニクの芽といった野菜や果物、そしてお花がズラリと並べられていました。一見、普通の八百屋さんのように見えますが、実はここに並ぶ食材はすべて、通常であれば廃棄する予定だったもの。規格外のものや採れすぎてしまった食材が、生産者の方から寄付される形でこのお店にやってくるのだそうです。

この日は母の日前ということもあり、お花も並んでいました

規格外のイチゴたち。味はとっても甘くておいしいんです

『あまいろ商店』は、別府の学生を中心に9名で活動していて、“フードロス”と“貧困”を同時に解決し、多くの人に社会問題を認知してもらうきっかけになればという思いで活動しています。

シドニーの『オズハーベストマーケット』というのを参考にしており、並んである野菜から好きなものを選んで持って帰れますが、“お気持ち代”として、任意の金額を寄付するという仕組み。それで、 “値札のないスーパーマーケット”というわけなのです。

この箱にお気持ちとしてお金を入れます

破棄されそうだった野菜が、どんな経緯でここへやってきた野菜かなどを詳しく説明してくれるので、子供の食育にもなりそうですよね。私も、フードロスの問題は、前から気になっていましたが、いざ向き合ってみると、「これだけの野菜が捨てられるのか」と少し悲しい気持ちになりました。『あまいろ商店』の野菜はお財布に優しいし、ちょっぴりフードロスにも貢献できるし、少しいいことをした気分になりますよね。いただいたお野菜は味にまったく問題はなく、新鮮そのもの! すべておいしくいただくことができました。

貧困問題やフードロスについてわかりやすく説明してくれます

仕分けや運営は学生さんが主体なので、とってもフレンドリーで話しやすかったですよ!袋はないのでエコバッグや段ボールを持参してくださいね。

たくさんの野菜の寄付があると仕分け作業にも一層力が入ります

学生のみなさんが気軽に話しかけてくれます

お店の前にオープン日などを貼っているので要チェック

当日にならないと何があるかわからないので、その日その日で変わる食材との出合いを楽しんで

現在、『あまいろ商店』は活動資金調達のため、クラウドファンディングにも挑戦中!(6月10日まで)。そのリターンとして、メンバーがデザインした手書き風のグッズがもらえます。
https://sandwichcrowd.com/project/detail/773

●食材の寄付も募集中
規格外のものや採れすぎてしまった食材、家庭菜園で採れた野菜など、さまざまな食材の寄付を受付中
受付日時:金曜14:00~17:00、土曜12:00~14:00
※曜日・時間帯は変更する可能性あり

あまいろ商店 ひよこ店
住所:別府市上田の湯町7-27 安部アパート6号室
営業時間:土曜のみ14:00~18:00
問い合わせ先:amairoshohten022@gmail.com
駐車場:なし※近くのコインパーキングを利用
HP:https://www.instagram.com/amairo_shohten/
<キーワード>
フードロス/週1日営業/野菜/くだもの
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