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~アヤシサと人情の地下酒場~「府内横丁」の気になる店4選
この記事の目次
>>>府内町に地下街?<<<
なんとも怪しげ?(いやとっても雰囲気のある)看板たち。どれも個性的でここだけ別世界のよう。日夜問わず楽しめる、まさに隠れ家エリアへと足を踏み入れた・・・。
1.昼も夜も同料金!料亭仕込みの絶品定食/南天
まずは事前リサーチがてら、ランチで『南天』へ。ランチタイムのピークを少しずらして13時前頃に到着。すでに4人掛けのテーブルには趣味のサークルの集まりとおぼしき奥さま方がランチを食べ終え談笑中。カウンターに座るやいなや、サラリーマン3人が入ってきて、店はにわかに慌ただしくなる。
「煮込みハンバーグ定食」との二択に悩んだ末オーダーしたのは「カニクリームコロッケ定食」。地元局のテレビ番組で取り上げられて以来こればっかり出るようになってしまったというブレイクメニューだ。細かいパン粉の衣で包まれた小ぶりなカニクリームコロッケは中身がふんわり柔らかな食感! 三つ葉とえのきが入った料亭仕込みのおみそ汁、漬物作りが好きという店主が手作りする漬物3種、小鉢の切り干し大根も手抜きなしで美味い・・・!
店主は府内町の有名店だった『かに太郎』で40年間腕を振るった料理人。一品一品に職人の丁寧な仕事振りが光る。「これで700円は安過ぎやろ・・・」という私の想いを読み取ったように「4月から850円に上げようと思ってるんよ~」と申し訳なさそうにおっしゃる奥さん。いや、850円でも十分ですよ。しかも夜も同じ価格! いいお店が存続するために、多少の値上げには目をつぶりたい。
2.今日も開いてます。大分でリアルなバブルがここに!/青空(sola)
地下街にありながら、スカイブルーの看板がひときわ目立つ『青空(sola)』。
「会員制」のプレートが掲げられた扉の向こうに一人たたずむ男性はかつてCJOでも取材したことのある丸田珠璃さん、その人だった! 珠璃さんは、大学生だった19歳から30年以上活動しているディスコDJだ。「ディスコを盛り上げたい気持ちはずっと変わってない。いや若い時以上かな。だから今まで続けて来られてる」。今、まさにバブルブームのなか、店には50歳前後のお客さんを中心に若い人も訪れるという。自身が主催するディスコイベント「JIPANGU(ジパング)」でもブームの波を強く感じているそうだ。
ちなみにお店自体は紹介でないと入れないシステムだが「週末や祝前日は厳しいけど、平日であれば『オオイタドリップを見た』と言えば入れるようにするよ!」と快諾。珠璃さん、あざっす! 料金は飲み放題・歌い放題で2時間3000円、ビールは1杯500円。系列店舗の『ジャンバラヤ』も会員制バーとして営業している。
3.府内横丁のアイコン。名物カレーと人情の店/同樂や(どうらくや)
続いて訪れたのは昼は400円~のカレーランチ、夜は居酒屋として営業する『同樂や』。
カランカランとドアベルの音と共に店に入ると、店主の阿部洋久さんもすでにほろ(?)酔い。カウンターにはカップル、来店2回目という若い女性の一人客、常連男性と、彼に連れてこられたという初来店の男性・・・メンツは様々だが、知らない人同士でも気兼ねなく話ができる雰囲気はここならでは。
朝から仕込むという看板メニューのカレーは野菜・果物たっぷりで、鮮やかな黄色のターメリックライスにぴったり! お客さんの健康を願う店主の、想いが伝わる人情カレーなのだ。
電話:097-537-9898
営業時間:12:00~13:00※なくなり次第終了/19:00~23:00、土・日曜、祝日19:00~23:00
定休日:不定
駐車場:なし
4.もう少し話したい。飲み会をシメる「もう1杯スポット」/CHOIHORO(ちょいほろ)
最後に訪れたのは横丁一番奥にある『CHOIHORO(ちょいほろ)』。
府内町で26年続く居酒屋『ほろにが』のご夫婦が、閉店後にこちらでスナックを営業。飲み・歌い放題2時間2500円(生ビール飲み放題は3000円)で、1杯飲みにも利用できるので飲み会帰りの「もう1杯スポット」におすすめだ。
2018年9月にオープンしたばかりの同店だが、居酒屋を閉めたあとでスナックなんて、大変では?と尋ねると、「居酒屋だとなかなかゆっくりお客さんと話ができんやろ? ここやったらゆっくりお客さんと向き合えるから」と、ママの蓑部律子さん。ご主人が『ほろにが』から持ってきてくれたお好み焼きをつつきつつ、ママとゆる~い会話を楽しむ。
あっという間に時間が過ぎ、店を出ると向かいの『スナックあや』からカラオケで乃木坂46の曲が聴こえてくる。割り込みたい気持ちを抑えつつ、「今日はここまで」と家路についた。
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